より多くのアフリカ農産物の中国市場参入を支持 外交部

より多くのアフリカ農産物の中国市場参入を支持 外交部

新華社 | 2022-08-17 14:47:09 | 編集: 楊珏

   【新華社北京8月17日】中国外交部の汪文斌(おう・ぶんひん)報道官は16日の定例記者会見で、農産物の中国市場参入を望むアフリカ諸国に対する中国側の措置と、2021年11月に開かれた中国・アフリカ協力フォーラム(FOCAC)第8回閣僚級会議で中国がアフリカ農産物の輸入拡大に向け税関の「優先レーン」を開設すると発表したことのその後の状況について説明を求められ、次のように述べた。

   中国政府は中国・アフリカ間の農業協力の強化を重視しており、アフリカからの農産物の輸入を積極的に進めている。2018年のFOCAC北京サミット以降、ケニアや南アフリカ、ベナン、エジプトなどアフリカ14カ国の農産物・食品25品目が中国市場に参入した。中国は世界第2のアフリカ農産物の輸出先国であり、アフリカの対中農産物輸出はここ数年、年平均11・4%の割合で増えている。2021年の対中農産物輸出額は前年同期に比べ18・2%増加した。

   中国は昨年11月のFOCAC第8回閣僚級会議で、アフリカ農産物輸入のために優先レーンを開設すると発表した。中国税関総署はそれを積極的に実施に移し、確実に実施可能な参入円滑化措置を制定した。第一に、アフリカ諸国の農産物輸出申請を優先的に考慮した。関連技術資料が届いた後に直ちにリスク分析を行い、検疫許可手続きを加速させた。第二に、同一国で生産され、加工プロセスが類似する農産物、または異なる国の同一農産物については、リスクコントロールが可能な前提の下でリスク評価を統一的に実施し、承認プロセスを加速させた。第三に、中国への輸出を許可されたアフリカの農産物生産企業の登録を簡便化した。ビデオ検査や書類審査などの方法を柔軟に取り入れ、評価や登録などを加速させた。また、中国の主管部門は中国・アフリカ衛生植物検疫措置(SPS)協力フォーラムを開催し、特色があり、品質の優れたより多くのアフリカ農産物・食品の中国市場参入を支援し、円滑化した。

   われわれは、中国・アフリカ間の農産物・食品貿易が双方の共同の努力の下で必ず繁栄、発展し、中国とアフリカの人民により多くの利益をもたらすと信じている。

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