習近平氏、黄山風景区の職員に返信書簡

   【新華社北京８月１５日】習近平（しゅう・きんぺい）中国共産党中央委員会総書記・国家主席・中央軍事委員会主席は１３日、安徽省の黄山風景区で働く李培生（り・ばいせい）さんと胡暁春（こ・ぎょうしゅん）さんに返信書簡を送り、彼らが引き続き「中国好人（中国の立派な人）」の模範的役割を発揮することに深い期待を寄せた。

   習近平氏は返信で次のように述べた。あなた方は断崖絶壁の中で長年にわたり環境美化に従事し、日毎夜毎に千年の迎客松（黄山のシンボル的な松）を保護し、愛情をこめて美しい黄山を守り、勤労と奉仕の精神を十分体現した。

   習近平氏は次のように強調した。「中国好人」の最も貴ぶべきところは、平凡な仕事の中で非凡な業績を生み出したことにある。あなた方が引き続き模範的役割をしっかりと発揮し、真と善と美を積極的に広め、プラスのエネルギーを伝え、より多くの身近な人が向上を目指し、善行を行うようけん引することを希望する。社会主義の核心的価値観を発揚し、社会の良き公民、職場の良き従業員、家庭の良き一員たることを目指し、中華民族の偉大な復興の実現のために自らの光と熱で貢献してほしい。

   中央精神文明建設指導委員会弁公室は２００８年から、ネット上で「身近な立派な人」の推薦・選出活動を実施している。これまでに「中国好人リスト」を１５０回発表し、計１万６２２８人（組）の「中国好人」を選出した。李培生さんと胡暁春さんは黄山風景区でそれぞれ清掃と迎客松保護に携わっており、２０１２年と２０２１年にそれぞれ勤労・奉仕部門の「中国好人」に選ばれた。２人はこのほど、習近平総書記に手紙を送り、仕事の状況、仕事を通じて得た経験と理解を報告し、美しい黄山を守り、美しい中国を築くために自らの力をささげる決意を表明していた。