中国初の希土類永久磁石リニア試験線が完成 江西省

中国初の希土類永久磁石リニア試験線が完成 江西省

新華社 | 2022-08-11 08:59:53

   9日、駅を出発する「紅軌」の車両。(小型無人機から、贛州=新華社記者/胡晨歓)

   【新華社南昌8月11日】中国江西省贛州市興国県で9日、中国初の希土類(レアアース)永久磁石リニアモーターカー交通プロジェクトの試験線「紅軌(レッドレール)」が竣工した。希土類永久磁石リニア技術と懸垂式モノレール技術を融合することで、中低速・中低輸送量の新たな軌道交通システムを構築した。

   「紅軌」試験線は、江西理工大学が主導し、興国県人民政府が中鉄第六勘察設計院集団(中鉄六院)や中鉄高新工業(中鉄工業)、国家レアアース機能材料イノベーションセンターなどと共同で完成させた。本線は全線が鋼鉄製の高架線で全長約800メートル。リニア車両は2両編成で、定員は32席88人、設計最高時速は80キロとなっている。

   中鉄六院集団の陳国棟(ちん・こくとう)総経理は「紅軌」について、独立した軌道で、片道の輸送量は地下鉄の半分以下だが、建設コストは地下鉄のわずか5分の1に過ぎず、都市や観光地、空港送迎だけでなく、川沿いや海辺、高山、砂漠などの特殊な条件でも大いに活躍できると説明。試験線の完成がグリーン(環境配慮型)交通と低炭素モビリティーを後押しすると述べた。pagebreak

   9日、軌道を走行する「紅軌」の車両。(小型無人機から、贛州=新華社記者/胡晨歓)pagebreak

   9日、車両を運転する「紅軌」の乗務員。(贛州=新華社記者/胡晨歓)pagebreak

   9日、「紅軌」の車両に試乗した乗客。(贛州=新華社記者/胡晨歓)pagebreak

   9日、江西省興国県の永豊駅に停車する「紅軌」の車両。(贛州=新華社記者/胡晨歓)pagebreak

   9日、江西省興国県の永豊駅に停車する「紅軌」の車両。(贛州=新華社記者/胡晨歓)

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