河北省で恐竜の足跡4300個以上見つかる

河北省で恐竜の足跡4300個以上見つかる

新華社 | 2022-07-19 13:39:56 | 編集: 許芸潁

   【新華社石家荘7月19日】中国河北省張家口市宣化区はこのほど、同省の地質学者が発見した大型恐竜足跡化石群について発表した。化石群は面積9千平方メートル以上で、1億5千万年以上前の岩石層に恐竜の足跡が4300個以上あった。

   河北省区域地質調査院の孫肖(そん・しょう)チーフエンジニアによると、同院では2020年4月に宣化区にある山の斜面で化石群を発見。硬い岩石の上に恐竜の足跡が密集し、円形に近いものや爪のような形状のものがあった。専門家が鑑定し分類調査を行った結果、足跡の種類は4属4種で、うち1種は新属新種のもので、同化石群は規模が大きく、足跡の種類が多く、保存状態が良いとの特徴を示した。

   中国地質大学の邢立達(けい・りつたつ)副教授によると、この岩石層はジュラ紀と白亜紀の境の時代に属し、現場の足跡から、草食恐竜の体長は15メートル以上、肉食恐竜の体長は4〜5メートルと推定される。同化石群は中国で見つかった中生代の二つの生物群、燕遼生物群と熱河生物群の時間的空白を埋めるもので、これら生物群の関連性などを研究する上で重要な価値を持つ。

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