習近平氏、新疆ウイグル自治区を視察 党の新疆統治方針の徹底強調

習近平氏、新疆ウイグル自治区を視察 党の新疆統治方針の徹底強調

新華社 | 2022-07-16 08:26:48 | 編集:  

 【新華社ウルムチ7月16日】習近平(しゅう・きんぺい)中国共産党中央委員会総書記・国家主席・中央軍事委員会主席は12~15日、新疆ウイグル自治区を視察し、各民族の幹部や大衆をねぎらった。

 習近平氏は次のように強調した。党中央の政策決定と指示を断固貫徹し、新時代における党の新疆統治の方針・政策を完全かつ正確に徹底しなければならない。社会安定と長期安定の総目標をしっかりととらえ、安定の中で前進を求める活動の総基調を堅持し、改革・開放を全面的に深化させ、質の高い発展を推進する必要がある。感染対策と経済・社会発展の両立を図り、発展と安全を統一的に計画し、新時代の新たな征途において、団結・調和、繁栄・富裕、文明・進歩の、安心して暮らせる良好な環境を持つ素晴らしい新疆を全力で建設しなければならない。

 習近平氏は、ウルムチ市や石河子市、トルファン市などを訪れ、学校や国際陸港(ランドポート)区、社区(コミュニティー)、博物館、農村、新疆生産建設兵団などを視察した。

   ウルムチ市の新疆大学を訪れた習近平氏は、校史館と鋳牢中華民族共同体意識研究基地を視察し、大学の歴史沿革や建設、人材育成の強化、民族間の交流促進などの状況を把握した。習近平氏は次のように指摘した。わが国は統一された多民族国家で、中華民族の多元的一体性がわが国の顕著な特徴だ。われわれはマルクス主義民族理論を中国の民族課題の具体的実情と創造的に結び付け、民族平等、民族団結、民族地域自治、各民族の共同繁栄・発展を主な内容とする民族理論と民族政策を確立し、各民族が社会主義制度の下で真の平等・団結・進歩を実現した。われわれの民族理論と政策は素晴らしく効果的なものだ。中国の特色ある民族課題解決という正しい道を断固として歩み、新時代の党の民族理論を絶えず豊かにし、発展させ、中華民族共同体の基礎的問題の研究を推進しなければならない。

  ウルムチ市の国際陸港区を訪れた習近平氏は、中国と欧州を結ぶ国際定期貨物列車「中欧班列」(ウルムチ)集約センターの各機能区や阿拉山口、コルガス両口岸(通関地)の状況をリアルタイムモニタリング画面を通じて視察し、職員らと親しく交流した。習近平氏は次のように述べた。わが国の対外開放や西部大開発、「一帯一路」共同建設の深い推進に伴い、新疆はもはや比較的閉鎖された内陸から対外開放の最前線に変わった。シルクロード経済ベルト中核区の建設を推進し、新疆の地域的開放戦略を国による西への開放の全体的配置に組み入れ、開放型経済体制を刷新し、対外開放大通路の建設を加速させ、国際・国内の二つの市場、二つの資源をよりよく利用し、新たな発展の枠組みに積極的に貢献し、溶け込まなければならない。

  ウルムチ市天山区の固原巷社区(コミュニティー)を訪れた習近平氏は、同社区の党群(党と大衆)サービスセンターや地元住民の家を訪問した。習近平氏は、民族団結がわが国の各民族人民の生命線であり、新疆の各民族はみな中華民族大家族の不可分の一員だと述べ、安定・団結した素晴らしい局面を特に大切にすべきだと強調した。また、コミュニティーの党末端組織の役割を発揮させ、各民族の人々が互いに見守り助け合い、美しいふるさとを共に築き、素晴らしい未来を共に創造するよう促進しなければならないと指摘した。

  新疆ウイグル自治区博物館を訪れた習近平氏は「新疆歴史文化財展」を視察し、キルギス族の英雄叙事詩「マナス」の語りと歌を鑑賞した。習近平氏は無形文化遺産「マナス」の伝承者と親しく言葉を交わし、次のように指摘した。中華文明は幅広く豊かで、長い歴史があり、各民族の優れた文化が結集したものだ。無形文化遺産の保護や伝承を強化し、各民族の優れた伝統文化をさらに大きく輝かせなければならない。

  石河子市の新疆兵団軍墾博物館を訪れた習近平氏は、新疆の建設に携わった兵団の各世代の人々と会見し、新疆生産建設兵団が新疆の発展推進、民族の団結増進、社会の安定維持、国境防衛の強化のために不滅の貢献を果たしたと述べた。

  トルファン市の葡萄溝を訪れた習近平氏は、地元のブドウ産業の発展や、文化と観光の融合発展の促進などの状況を把握。経済・社会の発展と生態環境保護の関係を正しく処理するとともに、文化と観光の融合発展を推進し、人々を豊かにする産業を作り上げなければならないと述べた。

  習近平氏は15日午前、新疆ウイグル自治区党委員会と政府、新疆生産建設兵団の活動報告を受け、新疆の各事業における成果を評価。新疆の取り組みの総目標に焦点を合わせ、長期的安定に関わる根本的かつ基礎的、長期的な業務に注力するよう指示した。

  習近平氏はまた、中華民族共同体意識を固め、各民族の往来と交流、融合を促進しなければならないと強調。各民族がザクロの実のように緊密に抱き合うよう促すべきだと述べた。

  宗教に関する活動について習近平氏は、宗教事務のガバナンス能力を高め、宗教の健全な発展を実現しなければならないと指摘。イスラム教の中国化の方向性を堅持し、宗教を社会主義社会に適応するものにしなければならないと述べた。さらに、信者の正常な宗教ニーズに対応し、信者が党と政府の周りに固く結びつくようにしなければならないと強調した。

  習近平氏はまた、アイデンティティーの強化を目標とし、文化で新疆を深く潤すべきだと指摘。各民族の人々が正しい国家観、歴史観、民族観、文化観、宗教観を築き、偉大な祖国、中華民族、中華文化、中国共産党、中国の特色ある社会主義に対するアイデンティティーを高めるよう教育、指導しなければならないと述べた。

  習近平氏は15日、ウルムチ市で新疆駐屯部隊の将兵代表と親しく会見した。新時代の党の強軍思想を貫徹し、新時代の軍事戦略方針を徹底し、新疆の社会安定と長期安定を図るため積極的に貢献するよう求めた。

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