世界人口、今年11月に80億人 国連予測

世界人口、今年11月に80億人 国連予測

新華社 | 2022-07-12 11:38:03 | 編集: 张一

 【新華社国連7月12日】国連は世界人口デーの11日に発表した「世界人口予測2022」報告で、世界人口が今年11月15日に80億人に達するとの見通しを示した。

 報告によると、世界人口は30年に85億人前後、50年に97億人前後に増加した後、80年代に約104億人でピークを迎え、今世紀末まで同水準で推移する。

 報告は、多くの国で出生率が数十年にわたって大幅に低下しており、世界の人口増加率は20年に、1950年以降で初めて1%を下回ったと指摘。22~50年には61の国・地域で人口が1%以上減少し、世界人口増加分の半分以上はコンゴ民主共和国、エジプト、エチオピア、インド、ナイジェリア、パキスタン、フィリピン、タンザニアの8カ国に集中すると予測。

 また、65歳以上の高齢者が世界人口に占める割合は、22年の10%から50年には16%に上昇し、65歳以上の高齢者数は5歳未満の子どもの2倍を超え、12歳未満の子どもとほぼ同じになると見通しを示した。

 世界の平均寿命は19年時点で72・8歳となり、1990年より9歳近く延びたが、21年には71・0歳に落ち込んだ。新型コロナウイルスの影響が主な要因とされる。後発発展途上国の21年の平均寿命は世界平均より7歳短かった。報告は、世界の平均寿命が50年に約77・2歳になると予測している。

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