【新華社アブジャ7月6日】ナイジェリアのブハリ大統領はこのほど、首都アブジャで声明を発表し、中国企業が建設を請け負うナイジェリア初の現代化された深海港、レッキ港で貨物船が初めて停泊に成功したことに祝意を示した。
中国交通建設集団傘下の中国港湾工程が建設を請け負うラゴス州のレッキ港に1日、港湾設備を積載した貨物船「振華28号」が停泊した。同船は建設中の同港に停泊した初めての貨物船となった。
積載されていたのは大型クレーン3台とガントリークレーン10台を含む同港最初の港湾設備。今回これらの設備が納入されたことは、同港が間もなくコンテナ積み降ろし能力を備えることを意味し、同港が年内に予定通り稼働するための重要な布石となった。
レッキ港は2020年6月の着工で、設計処理能力は年間120万TEU(20フィートコンテナ換算)。ラゴス州はギニア湾と西アフリカ地域における国際貿易の重要ハブで、同港の稼働が地域経済の発展をけん引することが期待される。