シノバック製ワクチン、ブラジル小都市で新型コロナ抑止効果を実証

５月３１日、ブラジル・サンパウロ州にあるブタンタン研究所。（サンパウロ＝新華社配信）

   【新華社サンパウロ６月３日】ブラジル・サンパウロ州政府は５月３１日、州立ブタンタン研究所で記者会見を開き、州内の小都市セハナで行われた中国製薬大手、科興控股生物技術（シノバック・バイオテック）製新型コロナワクチン「コロナバック」（ＣｏｒｏｎａＶａｃ）を使った全員接種の試験結果を公表した。全員接種の完了後、試験開始時のデータと比較して、現地の新規感染者数（有症状）が８０％減少したほか、入院者数が８６％、死者数が９５％それぞれ減少した。

５月３１日、記者会見で発言するブタンタン研究所のディマス・コバス所長。（サンパウロ＝新華社配信）

５月３１日、記者会見で発言するブタンタン研究所のディマス・コバス所長（右から２人目）。（サンパウロ＝新華社配信）

５月３１日、ブタンタン研究所で開かれた記者会見に出席した政府機関関係者と研究者。（サンパウロ＝新華社配信）

５月３１日、ブタンタン研究所で開かれたシノバック製新型コロナワクチン接種の試験結果に関する記者会見。（サンパウロ＝新華社配信）

   当社のコンテンツは著作権法によって保護されます。無断転用、複製、掲載、転載、営利目的の引用は禁じます。