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福島原発汚染水の放出「被害回避の努力を」 IAEA事務局長
jp.xinhuanet.com | 発表時間 2021-04-14 08:33:21 | 新華社 | 編集: 陳辰

  【新華社ウィーン4月14日】国際原子力機関(IAEA)のグロッシ事務局長は12日、中国在ウィーン国連・国際機関代表部の王群(おう・ぐん)大使との会談で、日本政府が福島第1原発の放射能汚染水を海洋放出する方針を固めたことについて、放出が海洋環境にもたらす被害を回避するよう努力すべきだと表明した。

  グロッシ氏は、汚染水放出を各方面が懸念していることをIAEAが留意しており、全世界の関心を集めていることも理解していると述べ、公正で客観的かつ科学的な方法でこの問題に対する評価と監視を積極的に進めていく意向を示した。各利害関係者との意思疎通も深めていくとし、放出により海洋環境と食の安全、人の健康への被害が一層高まる事態を回避するよう努力すべきとの考えを示した。

  王氏は、日本政府の方針について中国も外交部報道官が同日に懸念を表明したと説明。IAEAが評価と監視で重要な役割を果たすことを支持すると表明し、周辺国として、中国とその他全ての利害関係国がIAEAの評価と監視に参加するのは当然だと指摘した。

 

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新華網日本語

福島原発汚染水の放出「被害回避の努力を」 IAEA事務局長

新華網日本語 2021-04-14 08:33:21

  【新華社ウィーン4月14日】国際原子力機関(IAEA)のグロッシ事務局長は12日、中国在ウィーン国連・国際機関代表部の王群(おう・ぐん)大使との会談で、日本政府が福島第1原発の放射能汚染水を海洋放出する方針を固めたことについて、放出が海洋環境にもたらす被害を回避するよう努力すべきだと表明した。

  グロッシ氏は、汚染水放出を各方面が懸念していることをIAEAが留意しており、全世界の関心を集めていることも理解していると述べ、公正で客観的かつ科学的な方法でこの問題に対する評価と監視を積極的に進めていく意向を示した。各利害関係者との意思疎通も深めていくとし、放出により海洋環境と食の安全、人の健康への被害が一層高まる事態を回避するよう努力すべきとの考えを示した。

  王氏は、日本政府の方針について中国も外交部報道官が同日に懸念を表明したと説明。IAEAが評価と監視で重要な役割を果たすことを支持すると表明し、周辺国として、中国とその他全ての利害関係国がIAEAの評価と監視に参加するのは当然だと指摘した。

 

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