WHO専門家、新型肺炎の抜本的対策を各国に要請

WHO専門家、新型肺炎の抜本的対策を各国に要請

新華社 | 2020-03-07 14:48:19 | 編集:

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  中国湖北省武漢市にある火神山医院の医療従事者。(2月4日撮影、武漢=新華社配信/范顕海)

  【新華社ジュネーブ3月7日】世界保健機関(WHO)の疫学者は5日、新型コロナウイルスによる肺炎感染の対策として、感染者や接触者、市民の移動を特定するなど、中国の抜本的な対策が効果を発揮していると指摘、同様の対策を講じるよう各国に呼び掛けた。

  WHO健康危機管理プログラムの技術指導者であるマリア・ファン・ケルクホーフェ氏は定例会見で、新型肺炎が流行する中で中国で出会った人々の確固たる意志に強く心を打たれたとし、中国ではすべての人が流行の下で自分の役割を知っていると指摘。また、自分と家族を守る方法や、感染を抑制するために共同でなすべきことも分かっていると述べた。

  WHOは、症例を報告する国の数が増加する中、一部の国が新型肺炎を真剣に捉えていなかったり、できることは何もないと考えたりしていることに懸念している。特に医療制度が充実していない国々でそうした傾向がある。

  ケルクホーフェ氏は、シンガポールやベトナムなどでも中国と同様の対策が講じられているとし、「すべての国もできることだ」と強調した。

 

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