【新華社銀川11月17日】中国寧夏回族自治区銀川市の総合保税区越境EC税関監督管理センターをこのほど、越境電子商取引(EC)による貨物4千個を積んだ2台のトラックが出発した。これにより、「一帯一路」沿線諸国向けのトラックによる越境EC用貨物国際定期輸送サービスが本格的に始まった。
トラックは新疆ウイグル自治区の阿拉山口口岸(通関地)に向かい、TIRカルネ(国際道路運送手帳)の発給を受ける。カザフスタンやロシア、ベラルーシ、ポーランド、ドイツを経由し、14日後に目的地のベルギーに到着する予定で、その後貨物は欧州各国へと運ばれる。走行距離は1万2千キロを見込む。
「国際道路輸送条約」(TIR条約)によると、TIRのプレートを付帯する車両で運ばれる貨物は輸出国での通関手続き完了後、条約加盟国を経由する際に税関での開梱検査や保証金納付が免除される。これにより、通関などにかかる時間を大幅に短縮し、物流コストを低減することができる。
「一帯一路」沿線諸国向けの越境EC貨物用トラック定期便は当初1日5便で運行され、21年4月以降は1日15便になる。(記者/任瑋)
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