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湖北省の国家級自然保護区、スナメリの個体数が約80頭に
jp.xinhuanet.com | 発表時間 2020-07-11 15:45:32 | 新華社 | 編集: 张一

  【新華社武漢7月11日】中国湖北省石首市に位置する湖北長江天鵝洲ヨウスコウカワイルカ国家級自然保護区では長江スナメリの生息域外保全の取り組みを30年以上続けており、すでに個体群を80頭規模にまで増やすことに成功している。網いけすの中で生まれた最初のスナメリ「貝貝(ベイベイ)」はこの夏、繁殖可能な状態となり、個体群の繁殖に参加させるため、すでに同自然保護区内を流れる長江の分流「天鵝洲故道」の自然水域に放たれている。

  同自然保護区が8日に開いた「天鵝洲における長江スナメリの生息域外保全30年会議」でわかった。

  中国科学院水生生物研究所などの機関は1990年、天鵝洲故道で長江スナメリの生息域外保全を試験的に開始した。年度ごとのモニタリングデータおよび個体群の動態評価によると、個体群の規模は現在80頭ほどで、世界的に絶滅が危惧される小型のクジラ目の、自然環境下における生息域外保全において、最初の成功例とされている。

  保護区の網いけすで飼育していたスナメリの「娥娥(オーオー)」が2015年に妊娠し、翌16年5月22日未明に雌の子ども1頭を無事出産した。娥娥が出産に成功したのは初めてだった。この子どものスナメリは満2歳の誕生日を迎えた18年5月22日、正式に貝貝と命名された。貝貝の成長は、網いけす内での長江スナメリの繁殖がおおむね成功したことを意味している。

  網いけす内での飼育繁殖技術が成熟するにつれ、娥娥は今年6月10日午前2時20分、2度目の出産に成功。子どもは同保護区の網いけすで生まれた2頭目の長江スナメリとなった。

  貝貝は現在、体重約60キロ、体長141センチに成長している。(記者/譚元斌)

 

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新華網日本語

湖北省の国家級自然保護区、スナメリの個体数が約80頭に

新華網日本語 2020-07-11 15:45:32

  【新華社武漢7月11日】中国湖北省石首市に位置する湖北長江天鵝洲ヨウスコウカワイルカ国家級自然保護区では長江スナメリの生息域外保全の取り組みを30年以上続けており、すでに個体群を80頭規模にまで増やすことに成功している。網いけすの中で生まれた最初のスナメリ「貝貝(ベイベイ)」はこの夏、繁殖可能な状態となり、個体群の繁殖に参加させるため、すでに同自然保護区内を流れる長江の分流「天鵝洲故道」の自然水域に放たれている。

  同自然保護区が8日に開いた「天鵝洲における長江スナメリの生息域外保全30年会議」でわかった。

  中国科学院水生生物研究所などの機関は1990年、天鵝洲故道で長江スナメリの生息域外保全を試験的に開始した。年度ごとのモニタリングデータおよび個体群の動態評価によると、個体群の規模は現在80頭ほどで、世界的に絶滅が危惧される小型のクジラ目の、自然環境下における生息域外保全において、最初の成功例とされている。

  保護区の網いけすで飼育していたスナメリの「娥娥(オーオー)」が2015年に妊娠し、翌16年5月22日未明に雌の子ども1頭を無事出産した。娥娥が出産に成功したのは初めてだった。この子どものスナメリは満2歳の誕生日を迎えた18年5月22日、正式に貝貝と命名された。貝貝の成長は、網いけす内での長江スナメリの繁殖がおおむね成功したことを意味している。

  網いけす内での飼育繁殖技術が成熟するにつれ、娥娥は今年6月10日午前2時20分、2度目の出産に成功。子どもは同保護区の網いけすで生まれた2頭目の長江スナメリとなった。

  貝貝は現在、体重約60キロ、体長141センチに成長している。(記者/譚元斌)

 

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