月探査機「嫦娥4号」の着陸機が撮影した月面探査車「玉兎2号」。(2019年1月11日撮影、北京=新華社配信)
【新華社北京6月29日】中国の月面探査車「玉兎2号」が科学的調査のため月の裏側を移動した距離が463・26メートルに達した。
中国国家航天局の月探査・宇宙計画センターは28日、月探査機「嫦娥4号」の着陸機と玉兎2号は月の第19日目の活動を終え、夜間は太陽光エネルギーを利用できないため休眠モードに入ったと発表した。
2018年12月8日に打ち上げられた嫦娥4号は、2019年1月3日に月の裏側の南極エイトケン盆地にあるフォン・カルマン・クレーターに着陸し、人類初となる月の裏側への軟着陸に成功した。
月は「潮汐固定」という現象で自転と公転の周期が等しいため、常に同じ面を地球に向けている。月の昼と夜はそれぞれ地球の約14日に相当する。
月の第19日目の活動で玉兎2号は、車体から約3メートル南西にある小さなクレーターを調査し、新しい科学的データを収集した。
当社のコンテンツは著作権法によって保護されます。無断転用、複製、掲載、転載、営利目的の引用は禁じます。