【新華社ハルツーム6月12日】スーダンを訪問中の中国の医療専門家チームが9日、同国の保健関係者と会議を行い、新型コロナウイルス感染症の拡大防止策について話し合った。
スーダン連邦保健省・医薬総務局のバクリ局長は、中国による専門家チームの派遣と、新型コロナの感染拡大と闘うスーダンへの支援に謝意を示し、「今度は非常に有益で意義のある、踏み込んだ相談ができた」と述べた。
バクリ局長によると、専門家チームはこれまでに複数の病院と隔離センターを訪れ、スーダンの感染対策と治療の実情を調査してきた。また、感染防止と治療の手順作成、計画立案を担当するスーダンの専門家と交流したという。
中国の馬新民(ば・しんみん)駐スーダン大使は、スーダンへの医療支援に中国政府が力を入れていることを改めて強調し、「専門家チームがスーダンの保健関係者や医療の専門家、最前線で闘う医療従事者と感染の予防抑制や検査、治療に関するノウハウ、経験を共有した」と述べた。
さらに、専門家チームがスーダンの医師らや一般市民を対象に、16回の研修会と6回の技術会議を開催したことも明かにした。
中国の医療専門家チームは5月28日にスーダンの首都ハルツームに到着し、新型コロナの感染拡大防止に取り組む同国への支援を開始した。
当社のコンテンツは著作権法によって保護されます。無断転用、複製、掲載、転載、営利目的の引用は禁じます。