【新華社北京６月８日】中国の習近平（しゅう・きんぺい）国家主席は８日、ミャンマーのウィン・ミン大統領と祝電を交換し、両国の国交樹立７０周年を祝った。
習近平氏は祝電の中で次のように指摘した。国交樹立から７０年、中国とミャンマーの伝統的な「胞波（ミャンマー語でパウッポー、兄弟の意）」の友情は風雨を経て、盤石のように堅固となった。両国関係の向上と各分野での協力の深化は、両国人民に福祉をもたらしている。双方はまた、このほどの新型コロナウイルス感染症との闘いで、互いに支持し、見守り助け合った。苦難を共にし、協力して乗り越える中国・ミャンマー運命共同体の精神を生き生きと示した。 私は今年１月、ミャンマーを成功裏に公式訪問し、新たな情勢の下で中国・ミャンマー運命共同体を構築することについて重要な共通認識に達し、両国関係を新時代へと推し進めた。
また次のように強調した。私は両国関係の発展を高く重視している。あなたと共に努力し、中国・ミャンマー運命共同体の構築を踏まえ、ハイレベルの往来を緊密にし、政治的相互信頼を強化していきたい。各分野での実務協力を深め、多国間協調と協力を強化し、両国人民が永遠に良き隣人、良き友人、良きパートナー、良き胞波となるよう努めていきたい。
ウィン・ミン大統領は祝電の中で次のように表明した。中国がミャンマーの新型コロナウイルス対策と経済・社会の発展推進のために提供した貴重な援助と強力な支援に心から感謝する。両国は国交樹立７０周年にあたり、ミャンマー・中国運命共同体を構築することで合意した。両国関係の質的向上に伴い、各分野での互恵協力がさらに深まると信じている。
中国の李克強（り・こくきょう）国務院総理とミャンマーのアウン・サン・スー・チー国家顧問も同日、祝電を交わした。李克強氏は祝電の中で、新たな情勢の下で中国はミャンマーと共に、両国元首の共通認識の実行を主軸とし、発展戦略の結び付きを加速させていくと表明。「一帯一路」共同建設や中国・ミャンマー経済回廊での協力を深め、中国・ミャンマー運命共同体の建設を絶えず深化、充実させていきたいと述べた。
スーチー氏は、両国による「一帯一路」「中国・ミャンマー経済回廊」協力は必ず両国人民に幸福をもたらすと指摘。ミャンマーは中国と共に、両国の友好関係と実務協力が絶えず新たな発展を遂げるよう推進していきたいと述べた。
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