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700年の古窯、瑠璃廠窯の跡地を発掘 成都市
jp.xinhuanet.com | 発表時間 2020-03-14 09:01:07 | 新華社 | 編集: 张一

  【新華社成都3月14日】中国四川省の成都文物考古研究院は11日、成都市中心部で五代十国から宋・元代にかけての磁器窯跡を発見したと発表した。遺跡からは大量の磁器が出土した。

  今回見つかった磁器窯跡は瑠璃廠(るりしょう)窯または瑠璃場窯、華陽窯と呼ばれる中国で著名な古窯の一つで、700年以上の歴史を持つ。考古学者は、同じく成都で見つかった前蜀(五代十国時代の地方政権)の初代皇帝・王建(おう・けん)の墓から出土した青磁碗や鉢、四系罐が瑠璃廠窯産であることを突き止めたが、同窯は明代にも官窯として瑠璃釉陶器を大量に生産しており、主に蜀王府(明代に成都に置かれた藩王府)や役所、重要寺院の建築資材として使われた。

  発掘現場の責任者、易立(えき・りつ)氏によると、発掘作業は成都市土地儲備センターが実施した区画整理に合わせ、2018年5月から今年の3月にかけて実施。同研究院が行った考古学調査と発掘では、土窯や作業場、水池、井戸、擁壁、墓葬、灰坑などの遺構が見つかったほか、磁器や陶器、建築資材、窯道具などが大量に出土した。(記者/童芳)

 

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700年の古窯、瑠璃廠窯の跡地を発掘 成都市

新華網日本語 2020-03-14 09:01:07

  【新華社成都3月14日】中国四川省の成都文物考古研究院は11日、成都市中心部で五代十国から宋・元代にかけての磁器窯跡を発見したと発表した。遺跡からは大量の磁器が出土した。

  今回見つかった磁器窯跡は瑠璃廠(るりしょう)窯または瑠璃場窯、華陽窯と呼ばれる中国で著名な古窯の一つで、700年以上の歴史を持つ。考古学者は、同じく成都で見つかった前蜀(五代十国時代の地方政権)の初代皇帝・王建(おう・けん)の墓から出土した青磁碗や鉢、四系罐が瑠璃廠窯産であることを突き止めたが、同窯は明代にも官窯として瑠璃釉陶器を大量に生産しており、主に蜀王府(明代に成都に置かれた藩王府)や役所、重要寺院の建築資材として使われた。

  発掘現場の責任者、易立(えき・りつ)氏によると、発掘作業は成都市土地儲備センターが実施した区画整理に合わせ、2018年5月から今年の3月にかけて実施。同研究院が行った考古学調査と発掘では、土窯や作業場、水池、井戸、擁壁、墓葬、灰坑などの遺構が見つかったほか、磁器や陶器、建築資材、窯道具などが大量に出土した。(記者/童芳)

 

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