【新華社瀋陽3月13日】中国瀋陽出版社はこのほど、「稿本聊斎志異(こうほんりょうさいしい)」を出版した。手稿の細かな特徴を最大限に留めており、蒲松齢(ほ・しょうれい)自身が記した本来の「聊斎志異」に最も近く、読者は時空を超えて真跡を目にすることができる。
清代康熙元年(1662年)に書き始められた「聊斎志異」は中国古典文学の名著の中で唯一、作者の手稿が現代まで残る作品。「聊斎志異」手稿本は、蒲松齢が自ら書き写した定稿本で、その半分が残っており、遼寧省図書館が所蔵している。同図書館を代表する収蔵品であり、国の重要文化財に指定されている。
今回刊行された「稿本聊斎志異」はハードカバーのフルカラー影印本で、底本を高解像度スキャンすることで、色彩における手稿の細かな特性を最大限に留めており、本文の大きさは所蔵されている原本と一致している。
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