中国の李克強国務院総理(右)は6日、北京の人民大会堂で中国を公式訪問したフランスのマクロン大統領と会見した。(北京=新華社記者/高潔)
【新華社北京11月7日】中国の李克強(り・こくきょう)国務院総理は6日午後、北京の人民大会堂で中国を公式訪問したフランスのマクロン大統領と会見した。
李克強氏は、複雑に錯綜(さくそう)する現在の国際情勢の下、中国とフランスが戦略的意思疎通を強め、実務協力を拡大し、人的・文化的交流を密接にすることは、世界に前向きでプラスのメッセージを発信することになると指摘。中国はフランスと世界貿易機関(WTO)の改革問題で立場の協調を強め、自由貿易と多国間主義をより良く守ることを望んでおり、原子力や航空、第三国市場などの重点分野で協力を深めていきたいと述べた。
マクロン氏は、中国とハイレベルの交流を強化し、経済・貿易や文化、観光、第三国市場などの分野で実務協力を深めていきたいと表明。WTO改革や気候変動の対応、生物多様性などの問題で意思疎通と協調を強化し、多国間主義と自由貿易を共に守っていくと述べた。