中国の李克強国務院総理は2日午前、ウズベキスタンの首都タシケントで上海協力機構(SCO)加盟国政府首脳(首相)理事会第18回会議に出席した。(タシケント=新華社記者/黄敬文)
【新華社タシケント11月3日】中国の李克強(り・こくきょう)国務院総理は2日午前、ウズベキスタンの首都タシケントで上海協力機構(SCO)加盟国政府首脳(首相)理事会第18回会議に出席した。会議には、ウズベキスタンのアリポフ首相、ロシアのメドベージェフ首相、カザフスタンのマミン首相、キルギスのアブルガジエフ首相、タジキスタンのラスルゾダ首相、パキスタンとインド政府代表およびオブザーバー国の代表が出席した。
李克強氏は演説で、現在の国際情勢は複雑で深刻な変化が起きており、不安定要素と不確実要素が明らかに増加し、世界経済成長の原動力も弱まっていると述べ、SCO加盟国は団結と相互信頼を増進し、協力内容を充実させ、手を携え試練に対応する必要があると指摘した。
また次の提案を行った。①強固な安全保障障壁を築き、発展の土台を固める。②開放と融和を拡大し、発展の余地を拡大する。③相互接続の枠組みを改善し、質の高い発展に向けた道筋を円滑にする。④イノベーションの目玉を育成し、発展の新たな原動力を強化する。⑤人間本位を堅持し、発展の成果を共有する。
会議に出席した各国の指導者と代表らは次のように表明した。ビシケク・サミットの成果を全面的に実行に移し、多国間主義と自由貿易を守り、相互補完による優位性と協力の潜在力を発揮し、各分野の実務協力を広げていきたい。共同でテロリズムと過激勢力を取り締まり、それぞれの発展と地域の繁栄・安定の促進を望む。
当社のコンテンツは著作権法によって保護されます。無断転用、複製、掲載、転載、営利目的の引用は禁じます。