中国の李克強国務院総理（左）は１日午後、ウズベキスタン・タシケントで同国のアリポフ首相と会談した。（タシケント＝新華社記者／殷博古）
【新華社タシケント１１月２日】中国の李克強（り・こくきょう）国務院総理は１日午後、ウズベキスタン・タシケントで同国のアリポフ首相と会談した。
李克強氏は次のように表明した。中国とウズベキスタンは友好的な近隣国だ。国交樹立以来、両国関係は長期にわたり健全で安定した発展を保っており、政治的相互信頼は絶えず強固になり、実務協力は持続的に深化している。国際的な貿易・投資が低迷する状況にありながら、両国の貿易が増加していることをうれしく思う。中国はウズベキスタンと発展経験を交流し、両国の全面的戦略パートナーシップの内容をさらに豊かにしていきたい。
李克強氏はまた、次のように強調した。中国は市場化・商業化の原則に基づき、各分野での協力を着実に推進していきたい。中国は自国企業のウズベキスタンへの投資を奨励し、中国の消費者のニーズに合ったウズベキスタンの特色ある優れた農産物をさらに輸入したい。われわれは二国間貿易額を新たな段階へと引き上げ、インフラや相互接続、エネルギー、資源などの分野で協力を拡大していきたい。
李克強氏はさらに、次のように指摘した。中国は上海協力機構（ＳＣＯ）の協力レベルを引き上げるためのウズベキスタンの努力を称賛し、ウズベキスタンによるＳＣＯ加盟国政府首脳（首相）理事会第１８回会議の開催を支持する。各方面と共に努力し、会議の成功を確実にし、地域ひいては世界の平和、安定と繁栄の促進に貢献していきたい。
アリポフ氏は次のように表明した。ウズベキスタンは対中関係の発展を非常に重視している。中国はウズベキスタンにとって最大の経済貿易協力パートナーであり、両国はハイレベルで全方位的な協力を展開している。今年に入って両国の経済貿易額は急速に増加した。ウズベキスタンは引き続き双方の貿易規模が拡大することを願っており、中国企業によるウズベキスタンへの投資を歓迎し、中国への農産物輸出をさらに増やしていきたい。
