１３日、香港警察本部で、メディアに関係状況を説明する香港警務処公共関係科の謝振中（しゃ・しんちゅう）総警司（左）。（香港＝新華社記者／王申）
【新華社香港８月１５日】中国香港特別行政区警察は１３日、不法結集、暴動参加、警察襲撃などの罪で起訴された１９人が同日、香港の複数の裁判所にそれぞれ出廷したと明らかにした。
香港警察が同日開いた記者会見で、香港警務処公共関係科の江永祥（こう・えいしょう）高級警司は、出廷した１９人のうち２人が警察襲撃罪で起訴され、１人は沙田（シャティン）で逮捕し、もう１人の女性は１０日夜、尖沙咀（チムサーアチョイ）弥敦道で警察官の目にレーザーポインターを照射した疑いがあると説明した。
また、１１日夜に尖沙咀警察署付近で警察に逮捕された３０人のうち、１６人は不法結集、１人は暴動関与の疑いで起訴された。この１７人は１３日午後、九竜（クーロン）城裁判法院（刑事裁判所）に出廷した。
ここ数日、何人もの容疑者が続々と暴力行為の疑いで起訴され、出廷している。１２日には、大埔（タイポー）で１０日に開かれた違法デモに参加した３人が爆発物や攻撃的兵器などを隠匿した罪に問われ九竜城裁判法院に出廷した。５日には、旺角（モンコック）で３日発生した衝突に参加した１３人が不法集結や警察の職務執行を故意に妨害、身分証を規定通りに提示できなかったなどの罪で起訴され、出廷した。
江氏によると、１３日時点で警察関係者１７１人（２０～５４歳、男性１６０人、女性１１人）が民衆の活動やデモ関連の行動で負傷した。骨折、指切断、顔面骨折など深刻なけがを負った関係者もおり、負傷による病気休暇が５０日を超えている警察官もいる。
また、負傷した関係者のうち１５人が照射による目の違和感を訴えたという。
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