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「私が関心を持つ企業」日本語プレゼン大会、北京科技大学で開催
jp.xinhuanet.com | 発表時間 2019-04-28 08:50:18 | 新華社 | 編集: 张一

26日、「私が関心を持つ企業」プレゼンテーション大会で、富士フイルムについて説明する肖芸萱(しょう・げいけん)さん。(北京=新華社記者/葛培媛)

【新華社北京4月28日】中国の北京科技大学で26日、「私が関心を持つ企業」プレゼンテーション大会の決勝戦が行われた。同大学外国語学院日本語学科3年生の中から、予選を突破して決勝に進出した12人の出場者が、自身が憧れる企業や就業観について日本語で披露した。大会には在中外資系企業や大学、メディアの代表などが出席した。

出場者が関心を持つ企業として挙げたのは、中国系企業では、通信機器大手の華為技術(ファーウェイ)やアリババ集団傘下の金融会社螞蟻金服(アント・フィナンシャル)、火鍋チェーンの海底撈(Haidilao)、日本語学習サービスの初心連盟、スマホアプリのForestなど。外資系企業では、富士フイルムや魔法瓶メーカーのサーモス、米国の宇宙運輸会社スペースX、コーヒーチェーン大手のスターバックスなどで、中国内外を問わず、食品やIT、ゲームアプリ、メディアなど幅広い分野にわたった。

螞蟻金服を取り上げた李詩夢(り・しむ)さんは「本社ビルは至る所に緑があり、社員の想像力を掻き立てる雰囲気がある。ジムもあり、仕事の合間に運動もできる」と職場環境の良さを指摘した。海底撈に関心を持つ冉雨禾(ぜん・うか)さんは「サービスが良く、都市の若者に人気で、待ち時間に女性へのネイルサービスや男性への靴磨き、子供の遊び場提供など、至れり尽くせりのサービスがあり、成功の鍵になっている」と、同社の発想の新しさと顧客サービスの素晴らしさについて強調した。95後(1995年以降生まれ)の若者は、企業の良好な職場環境や創造性、将来性の他、個人の成長の可能性や社会貢献、福利厚生などに目を向けていた。

中国にある日系企業への転職を支援するインテリジェンス中国(英創人材)北京支社の劉晶(りゅう・しょう)経理は、出場者のモチベーションと就業観を評価し、日系企業が中国人の若者を求める際には、価値観ややる気、根性、困難に対する態度などソフトパワーを重視していると説明。中国にある日系企業はここ数年、技術者など中国の各分野の優れた若者を確保するため、日本語が分かる人材だけでなく、英語で対応できる人材も起用するようになっていると述べ、「在中日系企業が関心を持つ若者像」を紹介した。

グローバリゼーションが進む中、日本語を学ぶ中国の若い求職者も求人側の在中日系企業も、言語の壁を越えつつあり、多様性に富んだ国際的な視野が徐々に形成されているようだ。(記者/陳雅絵、葛培媛)

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「私が関心を持つ企業」日本語プレゼン大会、北京科技大学で開催

新華網日本語 2019-04-28 08:50:18

26日、「私が関心を持つ企業」プレゼンテーション大会で、富士フイルムについて説明する肖芸萱(しょう・げいけん)さん。(北京=新華社記者/葛培媛)

【新華社北京4月28日】中国の北京科技大学で26日、「私が関心を持つ企業」プレゼンテーション大会の決勝戦が行われた。同大学外国語学院日本語学科3年生の中から、予選を突破して決勝に進出した12人の出場者が、自身が憧れる企業や就業観について日本語で披露した。大会には在中外資系企業や大学、メディアの代表などが出席した。

出場者が関心を持つ企業として挙げたのは、中国系企業では、通信機器大手の華為技術(ファーウェイ)やアリババ集団傘下の金融会社螞蟻金服(アント・フィナンシャル)、火鍋チェーンの海底撈(Haidilao)、日本語学習サービスの初心連盟、スマホアプリのForestなど。外資系企業では、富士フイルムや魔法瓶メーカーのサーモス、米国の宇宙運輸会社スペースX、コーヒーチェーン大手のスターバックスなどで、中国内外を問わず、食品やIT、ゲームアプリ、メディアなど幅広い分野にわたった。

螞蟻金服を取り上げた李詩夢(り・しむ)さんは「本社ビルは至る所に緑があり、社員の想像力を掻き立てる雰囲気がある。ジムもあり、仕事の合間に運動もできる」と職場環境の良さを指摘した。海底撈に関心を持つ冉雨禾(ぜん・うか)さんは「サービスが良く、都市の若者に人気で、待ち時間に女性へのネイルサービスや男性への靴磨き、子供の遊び場提供など、至れり尽くせりのサービスがあり、成功の鍵になっている」と、同社の発想の新しさと顧客サービスの素晴らしさについて強調した。95後(1995年以降生まれ)の若者は、企業の良好な職場環境や創造性、将来性の他、個人の成長の可能性や社会貢献、福利厚生などに目を向けていた。

中国にある日系企業への転職を支援するインテリジェンス中国(英創人材)北京支社の劉晶(りゅう・しょう)経理は、出場者のモチベーションと就業観を評価し、日系企業が中国人の若者を求める際には、価値観ややる気、根性、困難に対する態度などソフトパワーを重視していると説明。中国にある日系企業はここ数年、技術者など中国の各分野の優れた若者を確保するため、日本語が分かる人材だけでなく、英語で対応できる人材も起用するようになっていると述べ、「在中日系企業が関心を持つ若者像」を紹介した。

グローバリゼーションが進む中、日本語を学ぶ中国の若い求職者も求人側の在中日系企業も、言語の壁を越えつつあり、多様性に富んだ国際的な視野が徐々に形成されているようだ。(記者/陳雅絵、葛培媛)

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