26日、「一帯一路」政策協調委員会の発足式で発言する欧州議会EU・中国友好グループのナージ・デヴァ議長。(パリ=新華社記者/張鋮)
【新華社ストラスブール3月30日】欧州連合(EU)の欧州議会は26日、EU・中国友好グループのナージ・デヴァ議長の呼びかけのもと、仏ストラスブールで「一帯一路」政策協調委員会を設立した。
同委員会は主に中国の「一帯一路」構想を支持する欧州議員で構成され、中国との意思疎通や協調を強化することにより、欧州での「一帯一路」構想および同構想の枠組み内での関連協力を発展させることを目的とする。
デヴァ議長は、欧州の多くの国が「一帯一路」構想に参加することで中国を理解し、相互の意思疎通を強化する必要があると表明。それこそが委員会設立の目的であり責務であると述べた。
「一帯一路」政策協調委員会は、今年4月に北京で開催される第2回「一帯一路」国際協力サミットフォーラムに参加する。6月以降は定期的に中国を訪問し「一帯一路」に関する政策協調を行い、年末には欧州議会内部で「一帯一路」検討会を開催。「一帯一路」中国・EU協力プランを起草し、欧州委員会と各加盟国政府に提出する。