中国の第１３期全国人民代表大会（全人代）第２回会議の第２次全体会議が８日、北京の人民大会堂で開かれた。栗戦書（りつ・せんしょ）全人代常務委員会委員長が同会議で「全国人民代表大会常務委員会活動報告」を行った。（北京＝新華社記者／高潔）
【新華社北京３月９日】中国の第１３期全国人民代表大会（全人代）第２回会議の第２次全体会議が８日、北京の人民大会堂で開かれた。栗戦書（りつ・せんしょ）全人代常務委員会委員長は、全人代常務委員会の委託を受け、同会議で「全国人民代表大会常務委員会活動報告」を行い、審議に提出した。
栗戦書氏は昨年の活動を次のように報告した。
常務委員会は、８本の法律を制定し、法律の改正を延べ４７回行い、関連法律問題と重要問題に関する決定を９件採択した。
法治は最良のビジネス環境であり、今回の会議で審議する外商投資法草案は、中国の改革開放における新理念、新構想、新しい措置を全面的に反映している。新時代における中国の新たなハイレベル対外開放の新局面の形成に対し、重要な促進作用と保障的役割を担っている。
中国の電子商取引（ＥＣ）市場規模は世界１位で、ＥＣ業界の就業人員が数千万人に達し、極めて多くの消費者と関わっている。電子商務法の制定は、ＥＣの健全な発展の促進や消費者の合法的権益の保護、市場の公平性の維持にとって重要な意義がある。
個人所得税法の改正で税制度の改革が進歩を遂げ、税負担の構造が最適化され、現時点で約８千万人の給与所得が個人所得税の課税対象から除外された。
英雄烈士保護法の制定と実施は、国家の安全、特にイデオロギーの安全維持に法的保障を提供した。
栗戦書氏は今年の活動目標について、次のように述べた。
憲法監督制度を実施に移し、憲法適合性審査メカニズムの整備を行い、届け出の登録・審査を強化する。全国で統一された届け出登録・審査情報プラットフォームを構築し、地方の人民代表大会の情報プラットフォームを設区市や自治州、自治県まで拡大させる。
力を凝集し、党中央が確立した重要な立法事項を着実に実行に移す。具体的には①民法典の審議②刑法改正案（十一）、基本医療衛生・健康促進法、不動産税法、出口管制法（輸出管理法）、社区（地域コミュニティー）矯正法、軍民融合発展法、退役軍人保障法、政務処分法の制定③証券法、現役軍官法、兵役法、人民武装警察法、全人代組織法、全人代議事規則の改正④生物安全法や長江保護法などの立法調査・研究と起草－を(人民網日本語版) (チャイナネット) (中国国際放送局)(写真／新華社 文字／人民網日本語版)加速させ、期日どおりの完成を確保する。
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