資料写真(北京=新華社配信)
【新華社天津10月22日】中国天津市で先ごろ開催された中国国際鉱業大会2018で、中国黄金協会の宋鑫(そう・しん)会長は、中国が金の生産販売量で世界一の座を守り続け、確認埋蔵量が南アフリカに次いで世界第2位となり、中国の金産業が新たな発展段階を迎えていることを明らかにした。
宋氏によると、昨年の中国の金生産量は426・14トンと世界総量の13・03%を占め、11年連続で世界最大の金生産国となった。消費量は前年比9・41%増の1089・07トンで、世界最大の金加工国、金・アクセサリー消費市場となっている。
中国の金商品市場も急速に成長しており、金取引量(単独)は世界第3位。上海金商品取引所では昨年、全商品の取引量(双方向)が前年比11・54%増の5万4300トンに達し、世界最大の場内金現物商品取引所に成長した。現在中国の金商品市場の取引量(単独)合計は約5万5千トンで、世界第3位となり、世界の金商品市場の重要な一極になっている。
金の資源埋蔵量もかなり増えている。昨年末時点の確認埋蔵量は前年同期比8・45%増の1万3195・6トンで、南アフリカに次いで世界第2位となっている。
「現在多くのリスク要因が重なり、不確実性と複雑性が顕著に増えている。今後も金価格はなおも多くの不確実要素に直面する」と宋氏は語り、次のような認識を示した。中国の金産業については、各大型企業グループが資源の整理統合、合併・買収(M&A)、タイプ転換と高度化を進めており、企業間の優位性による相互補完、協力ウィンウィンを進めるための有利なチャンスがもたらされている。
今回の国際鉱業大会は中国鉱業連合会が主催した。「新しい枠組みの開放と新しいモデルによる協力」をテーマに掲げており、69カ国・地域の代表1万人余りが参加した。
当社のコンテンツは著作権法によって保護されます。無断転用、複製、掲載、転載、営利目的の引用は禁じます。
推薦記事