２４日、ラオスのブンニャン人民革命党中央委員会書記長・国家主席（右）と会見した趙楽際氏。（ビエンチャン＝新華社記者／丁林）
【新華社ビエンチャン９月２７日】趙楽際（ちょう・らくさい）中国共産党中央政治局常務委員・中央紀律検査委員会書記は２３～２６日、ラオス人民革命党の招きに応じ、同国を公式友好訪問した。訪問期間中、趙楽際氏は、同国のブンニャン人民革命党中央委員会書記長・国家主席、トンルン首相、パンカム人民革命党中央委員会書記局常務書記・国家副主席とそれぞれ会見し、ブントーン人民革命党中央委員会政治局委員・中央検査委員会書記と会談した。
趙楽際氏はブンニャン氏に習近平（しゅう・きんぺい）総書記からの心からのあいさつを伝え、次のように述べた。今回の訪問は両党指導者の重要な共通認識を実行に移し、戦略的意思疎通を強め、政治的相互信頼を強固にし、実務協力を深化させることを目的としている。中国・ラオス鉄道は「一帯一路」協力のモデルプロジェクトで、中国はこれを非常に重視している。重大プロジェクトにおける協力を推進することで、中国とラオスの全面的戦略協力パートナーシップを絶えず深化、発展させていきたい。
トンルン氏と会見した際、趙楽際氏は次のように表明した。中国はラオスと共に「一帯一路」建設とラオスの発展戦略の結び付きを加速させ、中国・ラオス鉄道や中国・ラオス経済回廊などの協力プロジェクトの建設を推進し、両国の実務協力を深化させることで、中国・ラオス運命共同体の建設をさらに推し進めていきたい。
パンカム氏と会見した際、趙楽際氏は次のように表明した。中国はラオスと共に、両党指導者の両国関係に関する重要な戦略的決定を実行に移し、双方が政治や経済、社会、人文（人と文化）などの分野で交流と協力を引き続き深め、確かな成果で中国・ラオス運命共同体の建設を後押ししていきたい。
ブントーン氏と会談した際、趙楽際氏は次のように述べた。中国・ラオス両党の中央紀律検査機関は長期にわたり友好交流を保っており、双方は反腐敗分野で効果的な協力を展開している。双方が引き続き紀律検査監察活動での交流を深め、逃亡犯逮捕や不法取得資産没収で協力し、中国・ラオス鉄道の清廉な建設を強化し、中国・ラオスの両党・両国関係の安定した発展を促進することを望む。
訪問期間中、趙楽際氏はブントーン氏と一緒に、中国・ラオス鉄道建設プロジェクトの作業員を訪ね、慰問するとともに、中国・ラオス鉄道廉潔建設報告会に出席した。
趙楽際氏はまた、中国和平発展基金会の資金援助で建設された学校を視察し、「シルクロードの友」スマートスクール・プロジェクトの除幕を行った。
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