【新華社ベイルート8月23日】中国とイタリアのレバノン平和維持活動(PKO)部隊は21日、レバノン南部で緊急防衛と医療救助の合同訓練を実施。部隊の防衛射撃と緊急医療救助のレベル向上を図り、次のPKO活動の基礎を固めた。
レバノン南部の国連レバノン暫定駐留軍(UNIFIL)射撃訓練場で同日行った訓練には、双方合わせて延べ60人余りが参加。軽火器の分解、組み立てや応用射撃、医療救助などについて、両国部隊の混合編成、グループ演習交流の方式で訓練を行った。
緊急防衛訓練では、中国とイタリアが混合部隊を編成し、両国部隊の武器を共に使用。訓練の効果は明らかで双方とも好成績を収めた。
同時に行われた医療救助訓練では、双方の医療チームが応急処置や緊急後送を巡り、それぞれ止血や心肺蘇生などを行った。
中国のレバノンPKO部隊の指導者によると、中国とイタリアのPKO部隊はこれまでスポーツ競技や伝統文化で友好を深める広範な交流を行うとともに、情報交換や連携など緊急対応メカニズムを確立してきた。今後、双方はUNIFILの枠組みの下でそれぞれの部隊が負う任務を結合し、交流の幅をさらに拡大、平和維持能力を継続的に向上させていく。
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