【新華社イスタンブール8月12日】トルコ・イスタンブールの中心にある公園では、夏に入ってからほぼ毎朝、太極拳を練習する十数人のトルコ人の姿が見られ、今や地元のユニークな風景となっている。
トルコで太極拳を教えるアタク氏の指導の下、弟子たちは少しも手を抜かずに練習し、時々、アタク氏は自ら模範を示して、弟子の動きを直している。
1999年に太極拳と出会い、練習を始めたアタク氏は、その2年後、太極拳の教師養成課程を学ぶために中国湖北省の武当山を訪れた。そして今ではトルコで有名な太極拳の先生となった。アタク氏によると、太極拳を練習することで、心と体のバランスと調和が身に付くという。
中国トルコ文化協会のカールスティオーグル副会長は「冬は体育館やヨガセンターなどの屋内施設で講座を開いていたが、夏になって、公園などの屋外で講座を開くようになった」と説明した。
カールスティオーグル氏はまた、イスタンブールのような大都市で、太極拳が市民に徐々に受け入れられてきたのは、都市生活のストレスや不安を和らげるのに役立つからだとの見解を示した。
今のところ太極拳はトルコではまだマイナーなスポーツで、ヨガほどは普及していない。アタク氏は「太極拳を知っている人はわずか6%ほどだが、ヨガを知っている人は60%ぐらいいる。だが、インターネットによって世界はますます小さくなってきているので、太極拳について知りたい人は、ネットで検索すれば私たちにすぐ連絡できるはずだ」と語った。
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