【新華社海口8月8日】中国海南省の微信(WeChat)ユーザーがこのほど、モーメンツ(ソーシャル機能)で共有したシナウスイロイルカの動画が注目を集めている。動画では紺碧の海を泳ぐシナウスイロイルカの白い姿がひと際目を引く。
中国科学院深海科学・工程研究所 研究員
われわれは東方市で、皆が見ることができるシナウスイロイルカの群れを発見した。非常に数が多く、壮観な眺めだ。およそ30頭の群れで、ほとんどが若い個体だ。
【解説】この動画は中国科学院深海科学・工程研究所の海洋哺乳類研究チームが海南省東方市の近海で撮影したものだ。同チームは2014年に、同省最南端の三亜市の西海域でシナウスイロイルカを発見していた。この発見により、海南島周辺にはシナウスイロイルカはいないという学術界や動物保護団体のこれまでの常識が覆された。
それ以来、このシナウスイロイルカの群れは頻繁に現れ、海南島南部と西部の海域一帯では科学者や漁民、観光客によって何度も目撃されている。今回のようにシナウスイロイルカが頻繁に現れるということは、同海域の生態環境が絶えず改善していることを示している。(記者/周旋)
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