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上海GDP伸び率6·9% 新経済、交通運輸が急成長
jp.xinhuanet.com | 発表時間 2018-07-20 08:30:27 | 新華社 | 編集: 王珊寧

  【新華社北京7月20日】中国上海の6重点業界の工業総生産は上半期、前年同期比5・1%増の1兆1559億5700万元、うち伸び率は、バイオ医薬製造業15%増、自動車製造業12・3%増、設備セット製造業4・2%増、電子情報製品製造業2・2%増、石油化学工業・精密化学製品製造業1・2%減、高付加価値鋼材製造業4・9%減だった。上海証券報が伝えた。

 上海市政府が17日の記者会見で明らかにした2018年上半期の上海国民経済運行状況によると、上海の総生産額と一定規模以上工業(年商2千万元以上の工業企業)総生産額は前年同期比でそれぞれ6・9%、5・2%伸び、消費者物価指数(CPI)は前年同期比で1・5%上昇した。一連の素晴らしい経済指標は上海国民経済が全体として安定し、しかも、安定を維持しつつ、一段と調和を図るという良好な発展を示している。

 

▽第3次産業の比率69・2%

 初歩的計算によると、上海の上半期の総生産額は1兆5558億1500万元で、不変価格で計算すれば、前年同期比で6・9%増となり、伸び率は第1四半期(1~3月)より0・1ポイント上昇した。うち、第1次産業増加値(付加価値額)は5%減の38億1500万元、第2次産業増加値は5・8%増の4758億300万元、第3次産業増加値は7・4%増の1兆761億9700万元、全市総生産額に占める第3次産業増加値の比率は69・2%だった。

 上海市統計局の湯匯浩副局長によると、上海の上半期のGDP伸び率が6・9%に達したのはインターネットをはじめとする新経済(ニューエコノミー)や交通運輸業などの業界の比較的早い成長によるところが大きい。データで見れば、第3次産業の成長は加速し、金融業と交通運輸業の増加値は第1四半期よりそれぞれ1・6ポイント、0・9ポイント上昇した。新興のモノのインターネット(IoT)企業は急成長を続け、収益性サービス業増加値は2桁台の伸びを続ける。これらの要因を背景に、上海の上半期のGDP伸び率は上昇に転じた。また、消費者物価下落、生産者物価の上昇幅縮小もGDPの伸び率にプラスの影響を及ぼした。

 

▽戦略的新興産業は速く成長

 上半期、上海の一定規模以上工業総生産額は前年同期比5・2%増の1兆6989億2千万元。業界別では、6重点業界の工業総生産額は5・1%増の1兆1559億5700万元に達した。うち、バイオ医薬製造業、自動車製造業、プラント製造業、電子情報製品製造業はそれぞれ15%、12・3%、4・2%、2・2%伸び、石油化学工業と精密化学製品製造業、高付加価値鋼材製造業はそれぞれ1・2%、4・9%低下した。一定規模以上工業の輸出実績は2・8%減の3550億5千万元となった。

 上半期、上海市戦略的新興産業の総生産額は前年同期比8・1%増の5063億1200万元、伸び率は前年同期を1・3ポイント上回った。うち伸び率は、新エネルギー車(NEV)29・6%増、バイオ15%増、新世代情報技術(IT)14・2%増、省エネ・環境保護6・5%増、新エネルギー6・2%増、先端設備5%増、新素材0・2%増だった。

 

 ▽消費者物価は穏やかに上昇

 上半期の上海消費者物価は前年同期より1・5%上昇、上昇幅は第1四半期より0・3ポイント縮小。湯匯浩氏によると、主な原因は次の2つ。①不動産コントロールの影響で、上海の分譲価格高騰に歯止めがかかり、賃料価格は他の地方に先駆けて安定している。こうした中、居住価格は前年同期より0・1%下落、全国平均を2・4ポイント下回った②各地方の医療改革が同時に進展するわけではなく、上海は他の地方に先駆けて医療サービス価格を改定、価格改定が消費者物価に与える影響は上海で相殺された。従って、上半期の医療保健価格は前年同期比で1・4%上昇したが、全国平均を4・1ポイント下回った。

 下半期の物価情勢について、湯匯浩氏は「上海市の消費者物価の動きが相対的に安定したことは価格改革の深化に有利となる。また、国際環境に不確実な要因が多いことも上海市の消費者物価に影響を与える。全体的に見れば、上海市の消費者物価は下半期に安定し、制御可能なものになる」との認識を示した。

 

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上海GDP伸び率6·9% 新経済、交通運輸が急成長

新華網日本語 2018-07-20 08:30:27

  【新華社北京7月20日】中国上海の6重点業界の工業総生産は上半期、前年同期比5・1%増の1兆1559億5700万元、うち伸び率は、バイオ医薬製造業15%増、自動車製造業12・3%増、設備セット製造業4・2%増、電子情報製品製造業2・2%増、石油化学工業・精密化学製品製造業1・2%減、高付加価値鋼材製造業4・9%減だった。上海証券報が伝えた。

 上海市政府が17日の記者会見で明らかにした2018年上半期の上海国民経済運行状況によると、上海の総生産額と一定規模以上工業(年商2千万元以上の工業企業)総生産額は前年同期比でそれぞれ6・9%、5・2%伸び、消費者物価指数(CPI)は前年同期比で1・5%上昇した。一連の素晴らしい経済指標は上海国民経済が全体として安定し、しかも、安定を維持しつつ、一段と調和を図るという良好な発展を示している。

 

▽第3次産業の比率69・2%

 初歩的計算によると、上海の上半期の総生産額は1兆5558億1500万元で、不変価格で計算すれば、前年同期比で6・9%増となり、伸び率は第1四半期(1~3月)より0・1ポイント上昇した。うち、第1次産業増加値(付加価値額)は5%減の38億1500万元、第2次産業増加値は5・8%増の4758億300万元、第3次産業増加値は7・4%増の1兆761億9700万元、全市総生産額に占める第3次産業増加値の比率は69・2%だった。

 上海市統計局の湯匯浩副局長によると、上海の上半期のGDP伸び率が6・9%に達したのはインターネットをはじめとする新経済(ニューエコノミー)や交通運輸業などの業界の比較的早い成長によるところが大きい。データで見れば、第3次産業の成長は加速し、金融業と交通運輸業の増加値は第1四半期よりそれぞれ1・6ポイント、0・9ポイント上昇した。新興のモノのインターネット(IoT)企業は急成長を続け、収益性サービス業増加値は2桁台の伸びを続ける。これらの要因を背景に、上海の上半期のGDP伸び率は上昇に転じた。また、消費者物価下落、生産者物価の上昇幅縮小もGDPの伸び率にプラスの影響を及ぼした。

 

▽戦略的新興産業は速く成長

 上半期、上海の一定規模以上工業総生産額は前年同期比5・2%増の1兆6989億2千万元。業界別では、6重点業界の工業総生産額は5・1%増の1兆1559億5700万元に達した。うち、バイオ医薬製造業、自動車製造業、プラント製造業、電子情報製品製造業はそれぞれ15%、12・3%、4・2%、2・2%伸び、石油化学工業と精密化学製品製造業、高付加価値鋼材製造業はそれぞれ1・2%、4・9%低下した。一定規模以上工業の輸出実績は2・8%減の3550億5千万元となった。

 上半期、上海市戦略的新興産業の総生産額は前年同期比8・1%増の5063億1200万元、伸び率は前年同期を1・3ポイント上回った。うち伸び率は、新エネルギー車(NEV)29・6%増、バイオ15%増、新世代情報技術(IT)14・2%増、省エネ・環境保護6・5%増、新エネルギー6・2%増、先端設備5%増、新素材0・2%増だった。

 

 ▽消費者物価は穏やかに上昇

 上半期の上海消費者物価は前年同期より1・5%上昇、上昇幅は第1四半期より0・3ポイント縮小。湯匯浩氏によると、主な原因は次の2つ。①不動産コントロールの影響で、上海の分譲価格高騰に歯止めがかかり、賃料価格は他の地方に先駆けて安定している。こうした中、居住価格は前年同期より0・1%下落、全国平均を2・4ポイント下回った②各地方の医療改革が同時に進展するわけではなく、上海は他の地方に先駆けて医療サービス価格を改定、価格改定が消費者物価に与える影響は上海で相殺された。従って、上半期の医療保健価格は前年同期比で1・4%上昇したが、全国平均を4・1ポイント下回った。

 下半期の物価情勢について、湯匯浩氏は「上海市の消費者物価の動きが相対的に安定したことは価格改革の深化に有利となる。また、国際環境に不確実な要因が多いことも上海市の消費者物価に影響を与える。全体的に見れば、上海市の消費者物価は下半期に安定し、制御可能なものになる」との認識を示した。

 

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