【新華社北京7月12日】中国のライブ、エンタメチケット販売サイト「摩天輪演出票務網」は10日、シリーズCラウンドで6千万ドル(1ドル=約110円)の融資を調達したと正式に発表した。
発表によると、国際資産投資会社TPGキャピタル傘下のTPG Growthがリードした同ラウンドには、中国の投資管理会社、高瓴資本集団(Hillhouse Capital Group)がコインベスターとなり、当初からの出資者である米DCMベンチャーズと経緯中国(Matrix Partners China)、藍湖資本(Blue Lake Capital)、啓明創投(Qiming Venture Partners)、南山資本などが継続して追加投資し調達が完了したという。
TPG中国エリア管理パートナーの孫強氏は、中国のライブ、文化、エンタメ市場に非常に期待していると表明。中国の消費の質向上に伴い、ライブ、エンタメ消費は中国人の精神、文化面における消費の重要な構成部分になっているとし、コンサートやスポーツ観戦、歌やダンスに現代劇など細分化された市場ごとに巨大な潜在力が秘められているとの見方を示した。
摩天輪演出票務網は2016年から現在まで、立て続けに5ラウンドの資金調達を完成させた。創業者の崔傑夫氏は、補助金戦争をするつもりはないと表明。「引き続きお得で簡便、信頼できるユーザー体験を向上させ、より多くの人により低コストで会場に赴き、ライブやエンタメを楽しんでほしい」と語った。
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