【新華社東京6月25日】東京五輪・パラリンピックのさまざまな活動へ大学生の参加を促すイベント「Tokyo 2020 学園祭 the 2nd」が23日、東京の青山学院大学で開催された。学園祭は東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会が昨年に引き続き主催し、競技参加者や運営ボランティアなどの大学生約300人が参加した。今年はオリンピズムの基本原則「肉体と意思と精神の資質を高め」「スポーツと文化、教育の融合」をテーマに、スポーツに関するクイズや、東京五輪で追加されるスポーツクライミングや3×3バスケットボールなどの競技を通じ、肉体と精神を競い合った。
各国の留学生もイベントに参加した。国際基督教大学で社会学を学ぶマレーシア系華人の鄭思恩(Hannah)さんは、多国籍留学生チームの一員として参加。「ルームメイトに誘われ参加した。五輪にはボランティアとして関わりたい」と語った。
組織委員会の関係者は「ダンスや楽器演奏などのパフォーマンスが中心だった昨年と異なり、今年はスポーツやクイズで競い合うことができ、昨年よりも多くの学生が参加した」と述べ「学生にフェアプレーの精神やオリンピズムの原則を感じてもらい、より良い社会の創造につなげていきたい」と大学との連携に期待を示した。
会場にはスポーツクライミングやバスケットボール(3×3)が体験できるコーナーや、バックスクリーンにTokyo2020のロゴを配したフォトスポット、都市ボランティアPRブースなどが設けられ、応援に駆け付けた家族らも五輪気分を味わった。
東京五輪・パラリンピック開催までまもなく2年を切る。組織委員会は来月22日に大会マスコットのネーミング発表を行う。ボランティア募集やチケットの詳細なども夏以降、順次公表していくという。(橋口いずみ)
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