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【映像】日本の外交官が見た中国西南部の大きなチャンス
jp.xinhuanet.com | 発表時間 2018-06-20 10:19:28 | 新華社 | 編集: 张一

  【新華社重慶6月20日】在重慶日本総領事館の小松道彦総領事はこのほど、新華社の単独インタビューに応じ、次のように語った。

  在重慶日本総領事館 小松道彦総領事

  去年(2017年)の9月に重慶に赴任してきました。赴任前にいろんな人に「今の重慶はどういうところですか」と聞きました。皆に言われたのは「古くて汚い街ですよ」「空気汚染がひどいですよ」「経済発展も遅れていますよ」という話でした。

  しかし(重慶に)来て大変驚きました。大きなビルが林立しているし、街もごみが落ちていなくてきれいだし、地下鉄やモノレール、高速鉄道、高速道路もとても発展していて、まったく別の都市に変わっていました。

  着任してからすぐに成都、貴陽、それから昆明にも全部行きましたが、やはりどの都市もみな素晴らしい経済発展を遂げ、立派な街になっていました。西南地域の人々がこの10年間努力したことに対して大きな敬意を表したいと思います。西南地域は大変素晴らしいところで、大好きです。

  中国が今構想している「一帯一路」、この言葉は日本でも皆が知るようになりました。

  物流や交通が発展し、重慶や成都からヨーロッパや南アジア、東南アジアに行く列車ができ、交通網ができたのは素晴らしいことで、日本企業は皆これに注目しています。今までは重慶で作ったものを上海に運び、上海から船でヨーロッパに運ぶと2カ月もかかっていましたが、ヨーロッパまで直接鉄道で運べば、2週間で運べるようになりました。これは「一帯一路」構想の大きな成果だと思いますし、日本企業はこれに注目しています。

  重慶は製造業が多いです。製造業というのはやはり日本企業が最も強い分野なので、この西南地域は日本企業が投資する潜在力が大きいと思います。

  最近は、これら製造業以外に、例えば日本式の老人介護や養老院、環境保護のようなサービス業にも注目している企業がたくさんあり、もうすでに投資を始めたところもあります。

  現在では、重慶の交通を解決し、重慶の経済に貢献しているばかりでなく、重慶の大きな観光スポットになりました。私は大変うれしく思います。これを重慶の皆さんと日本の皆さんに知っていただきたいと思います。

  3年前には、日本に来る中国人観光客の中で、この西南地域の人々はとても少なかったです。でもこの3年間で、総領事館が発給したビザの数は7倍に増えました。

  今年は日中平和友好条約締結40周年という年で、それから重慶の日本総領事館できてから20周年という記念すべき年です。経済貿易関係は当然さらに発展させていきたいと思いますが、各種の友好交流活動をこの地域で行って、日本と中国の人々の相互理解を深めたいと思っています。特に重要なのは青少年の交流を通じた相互理解だと思います。青少年というのは次の時代の日中関係を担う重要な人々なので、青少年の交流を重視しています。(記者/李愛斌)

 

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