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新華社評論:時代流れに逆らう米国は代償を支払うことになる
jp.xinhuanet.com | 発表時間 2018-06-16 10:11:30 | 新華社 | 編集: 沈冰洁

 【新華社北京6月16日】米国は現地時間15日、対中貿易措置を発表し、中国に対し再び貿易戦争を仕掛けた。米国のこのような態度の定まらぬ行為は、双方の共通認識を傷つけただけでなく、世界貿易の秩序を損ねた。さらに世界の米国に対する信頼を徐々に瓦解させることになり、最終的にはわが身に被害が及ぶことになる。

 この度の中米経済摩擦を振り返れば、双方は5月3日から6月3日の間に3回行われた協議は、誠意ある話し合いの中で問題解決に向けまい進してきた。そして今、トランプ政権は再び現実離れした行動を示し、中国製品に対して「破壊的」な関税を課し、両国の経済貿易関係の対局を顧みることをしない。一国主義と保護貿易主義の道をますます遠くへ向い進んでいる。米国がほしいままに国際ルールを蹂躙することを望み、好き勝手に自らがかつて提唱したルール体系を放棄することは、問題を解決することができないだけでなく、これまでの中米協議の成果のすべてを無にするものであり、米国の国際イメージと信用に大きな打撃をもたらすことになる。

 国際経済貿易の枠組みの変化に伴い、米国の世界における競争力は低下し、一国主義と保護貿易主義を推し進めることが「アメリカファースト」を実行する上での最初の一手となった。このような状況では、中米両国の経済と貿易で摩擦が生じることは避けられず、先の見えない交渉や言い争いが常態的となった。しかしこれは一方が信義に背き、独断で貿易戦争を発動しても良いという意味ではない。

 貿易戦争をけしかける側は往々にして、その痛みを感じることなしには、道理を欠いたその行為をやめようとしない。米国の一方的な挑発にたいしては、われわれは断固として力強い反撃を加える。国家と人民の利益を守るという中国の立場は変わることなく、経済グローバル化と多角的貿易体制を守るという決意も変わることはない。中国側は、いかなる戦争や困難も恐れることはない。自国の問題を他国に押し付け、一向に定まることのないトランプ政権の行動に対しては、同じ規模、同じ強度の措置で反撃する。「小さないざこざ、中程度の争い、大規模な戦いにも準備がある」

 賢者は橋をつくり、愚者は壁をつくる。経済グローバル化の今日、外界から隔絶した孤島はなく、自ら垣根を作って歴史の波に逆らえる国はどこにもない。問題や対立を前にして、人類運命共同体を堅持し、開放・協力・ウィンウィンで世界を受け入れるのか、それとも自国優先を選び、門戸を閉じて建設を進めるのか、中米両国は現在、自らの行動で答えを出そうとしている。貿易戦争という歴史に逆行する行動に対しては、世界各国が手を携え、経済グローバル化と多角的貿易体制を守るためにいっそう努力する必要がある。

 中国側の開放拡大の努力は、米側の圧力によるものでもなく、米国の挑発によって止めることでもない。中国側は、外界の環境がいかに変化しようとも、外部の圧力に屈することはないし、自らの発展のリズムを変えることもない。開放拡大の道を進むことは、中国にとって、中米貿易紛争への対応の最良の答えであり、世界に対して大国としての責任を負うということでもある。

 

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新華社評論:時代流れに逆らう米国は代償を支払うことになる

新華網日本語 2018-06-16 10:11:30

 【新華社北京6月16日】米国は現地時間15日、対中貿易措置を発表し、中国に対し再び貿易戦争を仕掛けた。米国のこのような態度の定まらぬ行為は、双方の共通認識を傷つけただけでなく、世界貿易の秩序を損ねた。さらに世界の米国に対する信頼を徐々に瓦解させることになり、最終的にはわが身に被害が及ぶことになる。

 この度の中米経済摩擦を振り返れば、双方は5月3日から6月3日の間に3回行われた協議は、誠意ある話し合いの中で問題解決に向けまい進してきた。そして今、トランプ政権は再び現実離れした行動を示し、中国製品に対して「破壊的」な関税を課し、両国の経済貿易関係の対局を顧みることをしない。一国主義と保護貿易主義の道をますます遠くへ向い進んでいる。米国がほしいままに国際ルールを蹂躙することを望み、好き勝手に自らがかつて提唱したルール体系を放棄することは、問題を解決することができないだけでなく、これまでの中米協議の成果のすべてを無にするものであり、米国の国際イメージと信用に大きな打撃をもたらすことになる。

 国際経済貿易の枠組みの変化に伴い、米国の世界における競争力は低下し、一国主義と保護貿易主義を推し進めることが「アメリカファースト」を実行する上での最初の一手となった。このような状況では、中米両国の経済と貿易で摩擦が生じることは避けられず、先の見えない交渉や言い争いが常態的となった。しかしこれは一方が信義に背き、独断で貿易戦争を発動しても良いという意味ではない。

 貿易戦争をけしかける側は往々にして、その痛みを感じることなしには、道理を欠いたその行為をやめようとしない。米国の一方的な挑発にたいしては、われわれは断固として力強い反撃を加える。国家と人民の利益を守るという中国の立場は変わることなく、経済グローバル化と多角的貿易体制を守るという決意も変わることはない。中国側は、いかなる戦争や困難も恐れることはない。自国の問題を他国に押し付け、一向に定まることのないトランプ政権の行動に対しては、同じ規模、同じ強度の措置で反撃する。「小さないざこざ、中程度の争い、大規模な戦いにも準備がある」

 賢者は橋をつくり、愚者は壁をつくる。経済グローバル化の今日、外界から隔絶した孤島はなく、自ら垣根を作って歴史の波に逆らえる国はどこにもない。問題や対立を前にして、人類運命共同体を堅持し、開放・協力・ウィンウィンで世界を受け入れるのか、それとも自国優先を選び、門戸を閉じて建設を進めるのか、中米両国は現在、自らの行動で答えを出そうとしている。貿易戦争という歴史に逆行する行動に対しては、世界各国が手を携え、経済グローバル化と多角的貿易体制を守るためにいっそう努力する必要がある。

 中国側の開放拡大の努力は、米側の圧力によるものでもなく、米国の挑発によって止めることでもない。中国側は、外界の環境がいかに変化しようとも、外部の圧力に屈することはないし、自らの発展のリズムを変えることもない。開放拡大の道を進むことは、中国にとって、中米貿易紛争への対応の最良の答えであり、世界に対して大国としての責任を負うということでもある。

 

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