【新華社ウルムチ５月２６日】中国新疆ウイグル自治区コルラ（庫爾勒）市で行われている中国陸軍の実戦訓練と構造転換建設に向けた集中訓練で、情報統合、沿岸防衛、安全管理など９つの分野の情報システムにおけるビッグデータの運用デモンストレーションが訓練の重要な一部となっている。
２４日の集中訓練では、次の様子が見られた。陸軍上層機関から営（大隊）、連（中隊）に至るまで各編成単位の指揮官がキャンプの端末を通じ、権限に応じて陸軍軍事訓練システムにログインし、部隊の訓練参加人数や訓練科目、内容、考査成績などをリアルタイムに把握していた。また部隊の訓練の質と全体的な態勢も理解でき、これらは部隊が訓練を展開し、指導機関が部隊の訓練実行状況に対する検査や監督、指導を行うために確実でタイムリーな根拠と支えを提供した。陸戦場の情報統合、陸軍沿岸防衛管理コントロール、陸軍部隊の安全管理などそれぞれの情報システムが、集中訓練に参加する代表にビッグデータを運用した実戦訓練と構造転換建設への支援の成果を示した。
中国共産党陸軍委員会は陸軍指導機関の設立当初から、情報化建設発展の新たな趨勢に合わせ「ビッグデータ時代、あらゆるデータは作戦データで、すべて訓練と実戦に役立つ」という理念を打ち出し「メインセンター―地域センター―処理センター」の段階的保存と「コアデータ、専門データ、共用データ」の分類により守られたビッグデータ構築体系の仕組みを確立した。陸軍は現在、全面的にビッグデータ構築の革新と実践を推し進め、段階的な成果を上げている。
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