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山西博物院所蔵の国宝、欠けていた部分とともに北京大学から帰還
jp.xinhuanet.com | 発表時間 2018-05-14 08:53:59 | 新華社 | 編集: 王珊寧

  【新華社太原5月14日】中国山西博物院はこのほど、同博物院所蔵の国宝である青銅器の鳥尊が北京から無事帰還されたことを明らかにした。特筆すべきは、欠けていた尾部の一部、象鼻も一緒に帰還されたことだ。

  4月28日から5月7日まで、山西博物院所蔵の国宝である鳥尊は、北京大学創立120周年記念特別展「尋真(真実を尋ねて)-北京大学考古学科学研究成果展」に出展するため、北京大学サックラー考古芸術博物館に貸し出されていた。

  晋侯墓地は山西省曲沃県北趙村に位置する。鳥尊が見つかった114号墓は、盗掘者が盗掘の際に爆薬を使用したため、ひどく破損しており、鳥尊は発見当時すでに破損していたため、北京大学の専門家による接合、錆の除去、復元を経てから、公開された。ただ、残念なことに、当時の修復の過程では、鳥尊尾部の象鼻の一部が見つからなかった。この欠けている部分の重要性が高いということもあり、鳥尊の修復後も尾部の象鼻は外向きであるべきとの声が常に上がっている。

  晋侯墓地の発掘作業終了後も、北京大学考古学部の教員や学生らは出土品の整理と修復作業を続け、鳥尊尾部の破片らしきものを発見した。今回、鳥尊が北京大学の特別展に出展されたことがきっかけで、北京大学考古文博学院と山西博物院は破片が鳥尊の象鼻の欠けていた部分であることをほぼ確認した。

  国宝をより完璧なものとするため、山西博物院と北京大学考古文博学院は合同で鳥尊の修復計画を策定、中国国家文物局に提出する。修復計画の承認後、専門チームを編成し晋侯墓地から出土した鳥尊の再修復を行い、鳥尊尾部が早急に本来の姿を現すようにする。

 

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新華網日本語

山西博物院所蔵の国宝、欠けていた部分とともに北京大学から帰還

新華網日本語 2018-05-14 08:53:59

  【新華社太原5月14日】中国山西博物院はこのほど、同博物院所蔵の国宝である青銅器の鳥尊が北京から無事帰還されたことを明らかにした。特筆すべきは、欠けていた尾部の一部、象鼻も一緒に帰還されたことだ。

  4月28日から5月7日まで、山西博物院所蔵の国宝である鳥尊は、北京大学創立120周年記念特別展「尋真(真実を尋ねて)-北京大学考古学科学研究成果展」に出展するため、北京大学サックラー考古芸術博物館に貸し出されていた。

  晋侯墓地は山西省曲沃県北趙村に位置する。鳥尊が見つかった114号墓は、盗掘者が盗掘の際に爆薬を使用したため、ひどく破損しており、鳥尊は発見当時すでに破損していたため、北京大学の専門家による接合、錆の除去、復元を経てから、公開された。ただ、残念なことに、当時の修復の過程では、鳥尊尾部の象鼻の一部が見つからなかった。この欠けている部分の重要性が高いということもあり、鳥尊の修復後も尾部の象鼻は外向きであるべきとの声が常に上がっている。

  晋侯墓地の発掘作業終了後も、北京大学考古学部の教員や学生らは出土品の整理と修復作業を続け、鳥尊尾部の破片らしきものを発見した。今回、鳥尊が北京大学の特別展に出展されたことがきっかけで、北京大学考古文博学院と山西博物院は破片が鳥尊の象鼻の欠けていた部分であることをほぼ確認した。

  国宝をより完璧なものとするため、山西博物院と北京大学考古文博学院は合同で鳥尊の修復計画を策定、中国国家文物局に提出する。修復計画の承認後、専門チームを編成し晋侯墓地から出土した鳥尊の再修復を行い、鳥尊尾部が早急に本来の姿を現すようにする。

 

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