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【新華社評論】先見性と定力で中日関係発展を堅持すべき
jp.xinhuanet.com | 発表時間 2018-05-09 20:00:34 | 新華社 | 編集: 王珊寧

  (时政)李克强抵达东京出席第七次中日韩领导人会议并对日本进行正式访问

中国の李克強国務院総理は8日夜、日本の安倍晋三首相の招きに応じ、第7回中日韓首脳会議への出席と日本公式訪問のため、専用機で東京の羽田国際空港に到着した。(新華社記者/龐興雷)

【新華社東京5月9日】李克強国務院総理は8日に日本に到着し、日本での第7回中日韓首脳会議に出席し、日本を公式訪問した。これは中国総理の8年ぶりの公式訪問となる。現在、両国の共同の努力の下、中日関係は顕著な改善の勢いを示しており、この勢いは非常に得難く、特に重視するに値する。

中日両国は一衣帯水の重要な隣国で、両国の友好往来と文化交流の歴史は長く続いてきた。国交正常化以来の歳月を顧みると、中日関係は長足の発展を遂げたと同時に、紆余曲折も経験した。両国の長期にわたる交流の歴史と経験が物語っているのは、中日は「合すれば則(すなわ)ち共に利し、争えば則ち共に傷つく」という事実であり、平和、友好、協力の道こそが両国にとって唯一の正しい選択である。この方向を堅持することだけが、両国の根本利益に終始一貫して合致し、地域の発展に有益で、両国関係の末長く安定した発展につながる。

中日関係の発展には定力((じょうりき、心を乱されない力、精神統一によって得る力)が必要である。中日両国は互いに引っ越すことのできない隣国であり、長期的な健全で安定的な中日関係の発展は、両国と両国人民の根本利益に合致する。今年は中日平和友好条約締結40周年であり、両国関係の発展が回り道をせずに済むためには、締結時の初心に戻り、終始一貫して約束を守ることが必要である。

中日関係の改善は現在、新しい機会に直面しているが、依然として複雑で敏感な要素も抱えている。両国は歴史を鑑とし、中日間の四つの政治文書の原則的精神を堅持し、四つの原則的共通認識を着実に実行に移し、ルールに則って対応し、歴史問題やその他敏感な問題に適切に対処すべきである。

中日関係にあっては、相手国の発展をどのように捉えるかが重要な課題となる。中国は平和的発展の道を堅持しており、中国の発展は日本にとって脅威でないだけでなく、重要なチャンスであり、中国を「競争相手」と見なす偏狭な考えは避けるべきである。中日は対話を強化し、「互いを協力パートナーとし、互いを脅威としない」という共通認識を着実に実行すべきである。日本はより客観的、理性的に中国の発展を評価し、中国と共に、戦略的相互信頼を不断に高め、共同でウィンウィンの協力の未来を切り開くべきである。

中日関係の発展には先見性が必要である。現在、中日協力は新しい歴史的条件とマクロ環境に直面しており、国際情勢の深い変化に伴い、中日間の共通利益は不断に増加しており、長期的視野で両国間の互恵協力を図る必要性が高まっている。

中日は共に自由貿易の実践者であり、多くの協力分野で巨大な潜在力を有する。今年は中国の改革開放40周年であり、中国は正に新時代の改革開放の新たな道のりに踏み出しており、中日経済・貿易協力は新たな発展の機会を迎えている。両国は重点分野での協力を強化し、実務協力を推進し、協力の質的向上を図ることが可能で、「一帯一路」(シルクロード経済ベルトと21世紀海上シルクロード)構想も、両国の二国間協力および多国間協力実現の新たな契機として、協力の新たな成長ポイントとなっている。

中日両国はアジアと世界の重要国家として、共同で地域と世界の平和と発展を維持する責任を担っている。中日関係の発展は、地域経済一体化の推進に有益で、東アジア経済協力にとって新たな重要原動力となる。多国間貿易体制の維持と開放型世界経済建設の推進において、中日は協力を強化することが可能である。

両国人民の根本的な幸福を出発点とする限り、先見性と定力を持って進めば、中日関係は必ず新しい発展を達成することができる。

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【新華社評論】先見性と定力で中日関係発展を堅持すべき

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中国の李克強国務院総理は8日夜、日本の安倍晋三首相の招きに応じ、第7回中日韓首脳会議への出席と日本公式訪問のため、専用機で東京の羽田国際空港に到着した。(新華社記者/龐興雷)

【新華社東京5月9日】李克強国務院総理は8日に日本に到着し、日本での第7回中日韓首脳会議に出席し、日本を公式訪問した。これは中国総理の8年ぶりの公式訪問となる。現在、両国の共同の努力の下、中日関係は顕著な改善の勢いを示しており、この勢いは非常に得難く、特に重視するに値する。

中日両国は一衣帯水の重要な隣国で、両国の友好往来と文化交流の歴史は長く続いてきた。国交正常化以来の歳月を顧みると、中日関係は長足の発展を遂げたと同時に、紆余曲折も経験した。両国の長期にわたる交流の歴史と経験が物語っているのは、中日は「合すれば則(すなわ)ち共に利し、争えば則ち共に傷つく」という事実であり、平和、友好、協力の道こそが両国にとって唯一の正しい選択である。この方向を堅持することだけが、両国の根本利益に終始一貫して合致し、地域の発展に有益で、両国関係の末長く安定した発展につながる。

中日関係の発展には定力((じょうりき、心を乱されない力、精神統一によって得る力)が必要である。中日両国は互いに引っ越すことのできない隣国であり、長期的な健全で安定的な中日関係の発展は、両国と両国人民の根本利益に合致する。今年は中日平和友好条約締結40周年であり、両国関係の発展が回り道をせずに済むためには、締結時の初心に戻り、終始一貫して約束を守ることが必要である。

中日関係の改善は現在、新しい機会に直面しているが、依然として複雑で敏感な要素も抱えている。両国は歴史を鑑とし、中日間の四つの政治文書の原則的精神を堅持し、四つの原則的共通認識を着実に実行に移し、ルールに則って対応し、歴史問題やその他敏感な問題に適切に対処すべきである。

中日関係にあっては、相手国の発展をどのように捉えるかが重要な課題となる。中国は平和的発展の道を堅持しており、中国の発展は日本にとって脅威でないだけでなく、重要なチャンスであり、中国を「競争相手」と見なす偏狭な考えは避けるべきである。中日は対話を強化し、「互いを協力パートナーとし、互いを脅威としない」という共通認識を着実に実行すべきである。日本はより客観的、理性的に中国の発展を評価し、中国と共に、戦略的相互信頼を不断に高め、共同でウィンウィンの協力の未来を切り開くべきである。

中日関係の発展には先見性が必要である。現在、中日協力は新しい歴史的条件とマクロ環境に直面しており、国際情勢の深い変化に伴い、中日間の共通利益は不断に増加しており、長期的視野で両国間の互恵協力を図る必要性が高まっている。

中日は共に自由貿易の実践者であり、多くの協力分野で巨大な潜在力を有する。今年は中国の改革開放40周年であり、中国は正に新時代の改革開放の新たな道のりに踏み出しており、中日経済・貿易協力は新たな発展の機会を迎えている。両国は重点分野での協力を強化し、実務協力を推進し、協力の質的向上を図ることが可能で、「一帯一路」(シルクロード経済ベルトと21世紀海上シルクロード)構想も、両国の二国間協力および多国間協力実現の新たな契機として、協力の新たな成長ポイントとなっている。

中日両国はアジアと世界の重要国家として、共同で地域と世界の平和と発展を維持する責任を担っている。中日関係の発展は、地域経済一体化の推進に有益で、東アジア経済協力にとって新たな重要原動力となる。多国間貿易体制の維持と開放型世界経済建設の推進において、中日は協力を強化することが可能である。

両国人民の根本的な幸福を出発点とする限り、先見性と定力を持って進めば、中日関係は必ず新しい発展を達成することができる。

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