【新華社独デュッセルドルフ３月２１日】世界で最も影響力のある酒類見本市の一つ、ＰｒｏＷｅｉｎ（プロワイン）がこのほど、ドイツのメッセ・デュッセルドルフで開幕した。中国の酒類ブランド数社が出展し、多くの来場者の注目を集めた。
今年のプロワインは２０日までの３日間で行われ、６１カ国・地域の６７００社が参加し、世界の生産地約３００カ所のワインやスパークリングワイン、スピリッツなどが並ぶ。うち、ワインの出展者が全体の８５％を占める。
業界関係者によると、多様化した発展傾向で中国の酒類商品にも世界進出の機会が訪れ、中国の酒類企業が国際化を加速しているという。
中国の大手ワインメーカーである張裕は、革新的工程により生まれた世界初のカベルネ・ソーヴィニョンのドライ白ワインを重点的に展示、さらに第９代チャンユー・ノーブル・ドラゴン（張裕解百納）を欧州市場で発売すると発表した。煙台張裕葡萄醸酒股份有限公司の孫健総経理は、これまでの見本市と異なり、今回は自社生産の酒類だけでなく、買収した海外ワイナリーの製品も展示したと説明した。
孫健氏は、海外ワイナリーの買収を通して、同社はグローバル化に向けた初歩的な配置を実現し、市場、技術、管理、原料、設備の整備を加速させ、中国のワインブランドの世界的地位をさらに引き上げるとの抱負を語った。
中国の薬用酒ブランドの勁酒は今回、９種類の酒類を出展した。同社の徐晨海外誘致経理は、２０１６年から同社は２０カ所以上の海外市場、特に東南アジア市場を開拓し、今後は引き続き国際化を堅持し、重点地域に焦点を合わせながらも、至る所でのむやみな事業展開は行わないとの方針を示した。
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