【新華社ワシントン3月10日】米商務省は7日、1月の米国のモノ・サービス貿易赤字が5カ月連続で拡大し、2008年10月以来最高となったと発表した。
1月の米国の輸出額は2009億ドル(1ドル=約106円)で前月比1・3%減、輸入額は2575億ドルで伸び率は同横ばい、貿易赤字は566億ドルで同5%増となった。
トランプ政権は「アメリカ・ファースト」の貿易政策で、貿易赤字の縮小に重点を置くが、同国の経済構造における貯蓄率の低さなど根本的な問題の制約を受け、一国主義の保護貿易による赤字縮小を狙った政策は功を奏していない。
トランプ米大統領は8日、鉄鋼製品に25%、アルミ製品に10%の関税を適用する輸入制限措置を発動する文書に署名した。国際機関や多くの国・経済体は同措置を批判「他者を傷つけ自らに良くない結果を招く」とし、世界範囲で貿易障壁引き上げが発生する恐れがあると懸念を示した。米国の関連業界も同措置に激しく反発している。
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