【新華社北京3月3日】第5回中国・ドイツイノベーション大会からの情報によると、現在、中独両国は電気自動車やライフサイエンスなどの分野をカバーする11のイノベーション協力プラットフォームをすでに構築している。経済参考報が伝えた。
中国科学技術部の万鋼部長は「急ピッチで進む『中国式イノベーション』が世界的に注目され、世界の産業地図を塗り替えている。長期にわたる科学技術イノベーションで連携する中、中独両国は『科学研究機関+企業』という2プラス2の連携モデルをつくり、成果の産業化や普及を行っている」と述べた。
中独両国は1978年に政府間科学技術連携協定を締結し、ドイツ連邦教育研究省(BMBF)が2015年に「中国戦略―中国研究・科学・教育との連携戦略枠組み」を発表、一方、中国科学技術部が2016年に「科学技術イノベーションによる未来構築:ドイツ戦略」を発表するなど、両国は科学技術イノベーション分野での大国連携の先例をつくった。
BMBFのシュッテ事務次官は「ドイツ政府は中国との科学技術イノベーションでの連携を非常に重視し、将来、気候変動や環境保護、人口高齢化、ライフサイエンス、モノのインターネット、軽量化製造などの方面で連携を強化していく」と指摘した。
シュッテ事務次官によると、中小企業は経済発展において極めて重要な役割を果たしている。ドイツでは「隠れたチャンピオン」企業が多く、ドイツと中国は技術イノベーションやビジネスモデル刷新面で、中小企業と巨大な市場規模を結び付けることができるという。
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