【新華社モスクワ12月7日】ロシアのプーチン大統領は6日、ロシアは自国の選手が中立選手としての立場で来年の平昌五輪に参加することを妨害しないと述べた。
ロシア大統領府ウェブサイトの情報によると、プーチン大統領は同日、ロシア西部の都市ニジニ・ノヴゴロドにあるゴーリキー自動車工場の労働者らと会見した際、多くの選手が五輪に人生を捧げてきたと述べた。
また、選手は、競技人生の中で、毎回の五輪開幕を待っており、「これは彼らにとってとても重要な事だ」とし、ロシアの選手が、中立選手の立場で五輪に参加することを望むなら、国家はこれを禁じることも、阻むこともせず、ひいては様々な条項を作って妨害することも決してしないとの態度を表明した。
プーチン大統領は、現在ロシア側が国際オリンピック委員会(IOC)の決定について検討していることを明らかにした。大統領は、ロシア選手には確かにドーピング問題で誤りがあったものの、IOCの処分も公平さを欠いており、関係する問題の処理において各国際法規がいずれも規定していない「集団責任制」の原則を採用するべきではないとの見方を示した。
プーチン大統領はさらに、ロシア側は現時点で、団体競技の参加についてどのように組織を行うべきか、例えばチームのメンバーがどのようなシンボルを使用するかなどについて、はっきりしたことは分からないと述べた。同時に、これ以外の問題も今後生じるだろうとした。
IOCは5日、ロシアが「国家ぐるみでドーピングを行った」として、来年2月に韓国平昌で開催される冬季五輪へのロシア代表団の参加を禁止すると発表した。ただ、条件を満たす選手は依然として、「ロシア出身の五輪選手」の立場で競技に参加できるとした。
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