中国科学院、大学、産業部門、国防部門、地方の科学研究機構およびその科学者、技術者は中国の科学研究の主力であり、中国科学技術協会所属の160余りの科学技術・学術団体および大・中都市に設置された出先機構も科学技術研究の重要な力である。
本部が北京にある中国科学院は中国の最高の自然科学学術機構と総合研究センターである。その傘下には数学・物理学部、化学学部、地質学部、生物学部、技術科学学部などがあり、そのほかに全国各地に設置されている研究機構が100余りもある。2010年までに、強大な科学技術のイノベーション能力と持続可能な発展の能力のある、鮮明な特色のある国家クラス研究所を80カ所作り上げ、そのうち30カ所を世界的に認められた研究所にすることを考えている。
中国科学院アカデミー会員は中国の科学技術分野における最高の学術称号であり、生涯の栄誉でもある。現在、中国科学院にはアカデミー会員が707人おり、そのうち51人は2005年に選出されたものであり、これまでにおける最も年若いアカデミー会員でもあり、平均年齢は58.7歳。中国工学院は中国最高の工学学科の栄誉諮問学術機構であり、国の重要なプロジェクトの科学技術問題をめぐって戦略的研究を行い、政策決定のためにコンサルティングをおこない、工学技術の発展に取り組むものである。2005年に新たに選ばれたアカデミー会員50人を加えると、アカデミー会員数は704人となっている。
国家自然科学基金委員会は1986年2月に国務院の認可を得て設立された、科学技術発展の方針と政策に基づいて基礎研究と応用研究を国の財政資金で助成する機構である。十数年来、科学者、技術者約6万人の研究課題数万件をサポートしてきた。