新華網ワシントン10月20日(記者/江宇娟)米国財務省のネイサン・シーツ国際担当次官は18日、アジアインフラ投資銀行(AIIB)は世界経済において建設的な役割を発揮することを期待できると述べた。
シーツ国際担当次官は当日行われたワシントンのシンクタンク戦略・国際問題研究センターで開催されたイベントで、アジアインフラ投資銀行は良好な政策理念を継承し、その他の多国間開発機関の最適な実践例を採用し、世界経済において建設的な役割を発揮すると説明した。
シーツ国際担当次官はまた、次のように述べた。アジアインフラ投資銀行が建設的な措置を講じて、アジアの巨大なインフラ建設ニーズに対応することは、世界経済の成長にプラスになる。アジアインフラ投資銀行の規則及び第1グループの事業を見ると、アジアインフラ投資銀行の方法は国際基準に適合する。米国はアジアインフラ投資銀行の今後の発展に継続的に注目していく。
今年6月、アジアインフラ投資銀行董事会は同行の第1グループの4事業に総計5億900万ドルの融資を承認した。バングラデシュ、インドネシア、パキスタン及びタジキスタンのエネルギー、交通及び都市計画などの分野に関連する。このうち、3事業は、世界銀行、アジア開発銀行、欧州復興開発銀行と共同で融資を行う。
アジアインフラ投資銀行の金立群総裁は先ごろ、次のように表明した。アジアインフラ投資銀行は現行の国際多国間開発機関とより多くの協力を行い、環境調和型「グリーンインフラプロジェクト」建設を共同で推進し、アジア、さらにはより幅広い地域経済及び環境の発展に向けたウィンウィンの実現に期待している。
(新華社より)
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