スリランカ投資委員会のジャヤスリヤ委員長はこのほど、地元メディアに対し「スリランカ政府は、中国企業が投資建設を行っているコロンボ港のポートシティプロジェクトを中止することはないどころか、スリランカに対する海外直接投資の中で最大規模のこのプロジェクトを引き続き推進していきたいと考えている」と述べました。
ジャヤスリヤ委員長は「私たちはこのプロジェクトに反対しないし、反対により廃止させられることを望まない」としたうえで、「関連手続きが終わってから引き続きプロジェクトを推進させる」と話しました。
コロンボ港のポートシティプロジェクトは、直接投資総額が14億ドルで、2次開発時には投資額は130億ドルを超え、8.3万人を超える雇用機会が生まれるとみられており、スリランカの経済発展、とりわけ海外企業の投資と観光業の発展に重要な意義があるとされています。
今年1月、スリランカの新政権が前政権の一部のプロジェクトに反対し、全面的な審査を行いました。その内、自国以外にオーストラリア、イランなどの国による一部のプロジェクトが中断または取り消され、中国企業が投資したコロンボ港のポートシティプロジェクトもその影響を受けています。
(中国国際放送局)
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