今年3月、フォーブス長者番付が発表され、大連万達(ワンダー)集団の王健林董事長(61歳)が中国本土で首位になった。またブルームバーグによると、王氏の資産(5月1日現在)は381億ドルに上り、李嘉誠氏を抜いてアジア一の富豪になった。王氏は今、世界一の富豪を目指して努力しているといわれ、中国一やアジア一は単なる通過点に過ぎないという。新京報の記者が氏の財産観や事業観などについて尋ねた。
世間は董事長の普段の生活に興味があるようです。
王氏 「仕事が中心の生活です。毎朝6時に起床して7時10分には会社にいます。時間は毎日5分と狂いません。仕事が終ると8時過ぎには家にいます。会議や接待などがあって遅くなっても11時に寝ます」
最近で一番大きな買い物は?
「スーツ3着オーダーしました。1着2万元ちょっとでした。買い物はそれぐらいです」
5ヶ月でたったそれだけですか
「時間の余裕がありません。スーツは普段着るものです。ほかに買う物はありません」
アジア一の富豪になったのは当然の結果でしょうか。
それとも運がよかったからでしょうか。 「3つの要因があると思います。1番目は自分の努力と戦略です。自分以外の要素でなれたとしたら、どうして13億人の中で私だったのでしょう。成功は自分の努力によるものと思います。2番目は中国経済の成長です。都市化が15年、20年と続いています。2013年までの30年間、GDPは毎年9.4%の成長をし、好調な企業なら20~30%の成長も可能でした。もしこうした国全体の成長基盤がなかったら今のような成果は得られなかったでしょう。私があと30年遅く生まれていたら、とても難しかったと思います。3番目は上場したことです。上場によって資産が作ることができました」