上海国際映画祭の組織委員会は13日、今年6月に開幕する第18回上海国際映画祭で、日本の映画俳優・高倉健の作品の回顧展を開くと発表した。そのうち高倉健が生前、中国人に紹介したかったという主演映画『鉄道員』が、中国初公開される。
組織委員会によると、回顧展では『君よ憤怒の河を渉れ』、『幸福の黄色いハンカチ』、『遙かなる山の叫び声』、『網走番外地 望郷篇』、『鉄道員』など、高倉健が各時代に出演した名作を放映する。
この回顧展の準備作業は、日本映画製作者連盟、東京国際映画祭組織委員会から全力の支持を受けている。2015年10月に開かれる東京国際映画祭でも、「高倉健作品回顧展」が催される。
日本映画製作者連盟事務局長の華頂尚隆氏は、「高倉さんは生前、日中の友好交流に尽力し、張芸謀(チャン・イーモウ)監督作品『単騎、千里を走る』に出演した、中国人の古い友人だ。上海国際映画祭の回顧展は、有意義なことだ」と話した。
上海国際映画祭の組織委員会は、中日両国の映画関係者同士で手を結び、多くの優秀なアジア映画作品・映画関係者を世界に広めたいと表明した。
2013年の上海国際映画祭の日本映画週間で、高倉健が80歳の高齢で主演した新作『あなたへ』が放映された。しかし残念ながら、高倉健本人はその現場を訪れなかった。高倉健は当時、「作品が上海国際映画祭で放映されることを知り、光栄で喜んでいる」というメッセージを届けた。
(チャイナネット)
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