【新華社南京5月8日】研究員は7日、中国、ロシア、米国、日本の4カ国の資料の考証を通じて、最近発見されたソ連援中航空隊の1人目の「陣亡烈士」ジダーノフ氏の身元が確認された事実を記者に告げた。江蘇省関係部門はこのほど、烈士の故郷ロシアのイルビュットで、烈士の資料と写真を探しあてた。
抗戦初期に、英国、米国などが中日戦争に対し中立の立場を示したときに、ソ連は中国の抗日を最初に援助した国だった。航空機計1,000機余り、飛行隊員2,000人余りが中国の軍人・民衆と一丸となって旧日本軍に反撃し、200人を超えるソ連飛行隊が中国で犠牲になった。
江蘇省関係部門は資料に基づき、このほどロシアのイルビュットでジダーノフの資料と写真を探し出し、身元をさらに詳細に確認した。
江蘇行政学院の李継鋒教授は、かつてより多くの人々にその名を知られた人物は、抗戦時に中国で犠牲になったソ連のクリシェンコ飛行大隊長だったと述べた。南京の上空で亡くなった1人目のソ連援中飛行隊員だったジダーノフ氏が発見されたことは、大変、重要な意義を持つ。「この時期の青空を血で染めた歴史を中国人が永遠に記憶に留めるに値する。
ソ連援中航空烈士を追悼するため、江蘇省は今年、一連の記念行事を開催することが明らかになった。南京抗日航空記念館と中国侵略旧日本軍南京大屠殺遇難同胞記念館内で、ジダーノフ氏を含むソ連援中航空烈士に対する特別記念行事が行われる。
(新華網日本語)
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