【新華社チベット・シガツェ5月5日】ネパール政府の要請を受けて、4日11時に、チベット自治区衛生計画委員会、自治区疾病予防コントロールセンターの人員30人で構成された衛生防疫チームが樟木口岸からネパールに入り、越境衛生防疫作業を展開した。
ネパールで大地震が発生した後、チベットの被災地で大規模な衛生防疫作業が行なわれたが、いかなる疫病が現れたこともない。しかし、ネパールは現在、チベット辺境地域付近にある多くの犠牲者の遺体と大量の動物の死体に緊急で防疫処置を行う必要がある。現在は当地の気温が高く、遺体と死体が腐敗して、疫病が発生し易いため、蚊や虫などを介して伝播し、辺境地区の人々の健康と生態環境に影響を及ぼす可能性が極めて高い。
今回の行動の総指揮者で、チベット自治区衛生計画委員会の王海副主任は「現状を見ると、事態は大変厳しく、犠牲者の遺体と動物の死体が速やかに処置されなければ、水質環境と土壤が汚染し易くなり、赤痢などの伝染病を誘発する。」と述べた。
王海副主任は、チベット自治区衛生防疫チームは国際人道主義と国際協力の精神を発揚し、ネパール被災地の衛生防疫作業に積極的に取り組んでいくと述べた。
(新華網日本語)
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