【新華社国連4月30日】国連の潘基文事務総長は29日、「化学戦争の被害者記念日」についてあいさつを述べ、人々が化学兵器の被害者を偲ぶ際、人類が二度と化学兵器の脅威を受けないよう保証しようと呼びかけた。
今年は1915年の第一次世界大戦戦場における人類初の化学兵器大規模使用から100年にあたる。潘事務総長はあいさつで、100年後にも、このように恐ろしい兵器が依然として人類を脅かし続けている。二年前、シリア国内で化学兵器が使用されたことに関する報道は、これらの非人道的な兵器が依然として脅威を作り上げているのを国際社会に再び意識させたと述べた。
潘事務総長は『化学兵器禁止条約』にまだ加盟していない国に、直ちに当条約に加盟するように促した。潘事務総長は、化学兵器の被害者を偲ぶ最も有意義な方法は、つまり人類が化学兵器の恐ろしい脅威に二度と永遠に直面しないと保証することだと述べた。潘事務総長は、国際社会が全ての化学兵器と他の大量破壊兵器をなくすことに対して再び承諾することで、新しい未来を作り上げようと呼びかけている。
(新華網日本語)
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