全米で実施された国勢調査の統計によると、2011年の白人家庭の平均収入は6万2000ドルで、黒人家庭はわずか4万1000ドル。後者の収入は前者のわずか66%だった。また、米国の白人家庭の75%が持ち家だが、黒人家庭のこの割合はわずか45%程度だった。白人の貧困率は8%で、黒人の貧困率は白人の3倍だった。
また、統計によると、約70%の米国の地方警察官は白人で、これらが知らず知らずのうちにが正常な法執行プロセスにおける強弱のアンバランスをエスカレートさせ、民族衝突の誘発要素となっているという。
米国での黒人と警官との衝突が頻繁であることに対し、米国政府は毎回「公正で合理的」に一時しのぎをするだけで、社会的不平等や人種差別などの社会の治りにくい「病気」を、真に根本から解決する気がない。まさにこのような長期にわたる社会への矛盾を故意的に隠そうとすることが、一度だけでなく二度もの騒乱を引き起こした。
根源を取り除かない限り、衝突が止むことはないだろう。
(新華網日本語)
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